VCB(真空遮断器)をメンテナンスしまくるDAY電気主任技術者イベントダイジェスト
- イベントレポート
- 2023.11.22
VCB(真空遮断器)をメンテナンスしまくるDAY!!
普段は滅多に見ることがないメンテナンスをいろんな角度からやっちゃうゾ!
…ということで、今日のメンテナンスを見せてくれるのはせなかあわせ講師
※せなかあわせ先生のX(旧twitter)は画像をクリック!
↓↓↓
あきら博士とともに、今までは長く裏方で活躍をいただいておりましたが、
今回初めて、カフェジカイベントで登壇をしてくださいました。
私、あすみん店長がところどころ私の視点も入れながら、イベントダイジェストをお届けさせてもらいますね!(*^^)v
真空遮断器の種類
真空遮断器には2タイプあります。
高圧施設で一般的な固定据置のタイプ。
そしてもうひとつは特高施設などでよく使われている引き出しのタイプです。
特高施設では、10台~20台など、VCBの数が多いので移動しやすいように引き出しのタイプが使われているようです。
入り切りの方法も両者では違っていて、固定据置のタイプは手動。
引き出しのタイプは入りも切りも電源で行われます。
さすがは電気主任技術者の集まる空間(/・ω・)/
カフェジカには2タイプともばっちりご用意があります!
実際の現場では固定据置のタイプが多く、年次点検は時間が限られているのでVCB自体のメンテナンスというのはやる機会はほとんどありません。
実際に行われるのは外観点検と絶縁接地、動作試験が主。
高圧真空遮断器は更新時期が来たらすぐ取り換えるのが基本です。
でも、試験の仕方を知っておくことで、より真空遮断器への理解が増し、技術者として自信をもって行動することができます。
ボックスになっており内部の構造や更新の目安など謎に包まれているため、VCBに特化したイベント非常に楽しみです。
事前アンケートではこのような声もございました。
真空遮断器って開けるところも少ないし、確かに謎に包まれていますよね…!
さてさて、そんな謎多き真空遮断器をメンテナンスしまくって丸裸にしちゃいましょう!!
当日のイベントの流れ
まずは真空遮断器がどのような構造で働いているのかを、実機を前からだけでなく、下から、横から…といろんな角度から見せながら丁寧に解説。
真空バルブの中身をお見せ・・・することはさすがにできなかったのですが、
せなかあわせ先生がしっかりと断面図を模写して見せてくださいました。
ド素人の私ですが、そんな私でも真空遮断器の構造が面白いほどに頭に入ってくるくる・・・!
そして、外観点検。
どういうところを見ればいいのか。どういうところに注意すればいいのか。そしてそれは何故か。
など、作業のときの細かい注意点も併せてあきら博士が教えてくださいます。
パネルは外せるがパネル以上は外さない!
はい、ここ重要です!
パネル以上分解すると、戻せなくなるようです。(パネル以上を分解をする人は少ないかとは思いますが…)
んー分かりやすい・・・そんなところまで注意しないといけないなんて( ゚Д゚)
割と大雑把な私には電気主任技術者は向かないな…なんて(ゝω・はは
次は各試験です。
今回は引き出しタイプを主に使って試験をしていただきました。
開極・閉極の時間測定でも真空バルブの真空度のチェックが出来たりもするみたいですね。
こちらについては、画像にてチラ見せのみになります!
ゴメンナサイ(@_@)💦
参加されたお客様の声
VCBについて初心者の自分でも十分理解できました
全体を通してとてもわかりやすかったです。
清掃の時にあえて軍手を使う理由が目から鱗でした。自分も実践します。
VCBの構造、グリスの硬化によるトリップコイルの動作不良など実務に関係のある内容、不具合事例などが印象に残りました!
メーカーごとにトリップコイルの位置が異なることや、投入不能時の対応が印象に残ったところです。
などなどのお声を頂きました。
既に保安業務や試験業務に従事されている方向けのイベントではあったのですが、
発注側としての監理業務を行う方や、経験が浅いのでいろいろ知りたい!という方などたくさんの方に参加していただき、ご満足をいただけたようです!!
こちら気になった方は、後日アーカイブ動画の配信も予定しておりますので、そちらをお待ちくださいませ!
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