「絶縁協調を知るDay! 保護協調シリーズ」~異常電圧・雷・誘導雷・避雷器~(23/07/15)電気主任技術者イベントアーカイブ動画レポート | 電気主任技術者(電験)専門の職業紹介エージェント

ミズノワの電気通信 ピカリ!

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「絶縁協調を知るDay! 保護協調シリーズ」~異常電圧・雷・誘導雷・避雷器~(23/07/15)電気主任技術者イベントアーカイブ動画レポート

  • イベントレポート
  • 2024.05.06

こんにちは、カフェジカ店長のあすみんです(^ω^)/

今回は2023年7月15日に開催されたカフェジカ電気主任技術者実務講習『絶縁協調』に関するイベントのダイジェスト版をお届けします!

このダイジェスト版を読むだけでも少しだけ詳しくなれる(はず!)なので、是非最後まで読んでくださいね!

こんにちは、カフェジカお手伝いのひなです♪

イベントアーカイブが発売になります~!

あすみん店長さんと一緒に改めてイベントの内容をお伝えします。


1.「絶縁協調」とは

『 絶 縁 協 調 』

なんとなく聞いたことはあるけど・・・?

詳しくは分からない…(@_@)

そんな声が、私以外にもイベント参加者さん達の声としても多いなか、絶縁協調の主役ともいえる、「避雷器(LA、アレスタ)」を軸にイベントが行われました。

電気主任技術者は、電気工作物の工事、維持、運用の保安監督を行います。

絶縁協調は、保安監督を行う上で、高圧受電設備を高い異常電圧から守るために必要なことなんです。

電圧が変化する要因は様々あります。

電圧降下、フェランチ効果による上昇電圧、解放サージ電圧などの異常電圧は電験過去問でも何度も出てきますね。

その異常電圧のひとつに、雷サージがあります。

避雷器が、雷による異常電圧から高圧受電設備を守ってくれます!


高圧受電設備の中で見ると、華やかな継電器や遮断器さん達と違って、存在感がちょっと薄い?と思ってはいたのですが・・・・

講習を受けた後、その印象はガラリと変わりました(*´ω`*)

『高圧受電設備で受電電力が500kW以上の設備にのみ設置が必要』

この言葉が独り歩きしているようにも思いますが、あきら博士としては
「雷は500kW未満の事業所付近を避けて落ちる訳ではないので、電気設備の保護を考えた時、全部に付けるべきだ!」と話されていました。

確かに近年は電子機器が増えているため、落雷の被害は以前よりも増加していて問題になっていますよね。

アレスタは、他の高圧機器(女の子)が危険(雷サージ)に見舞われているとき、アレスタ自身が体を張って他の高圧機器を守り、危険が過ぎ去ればまた涼しい顔をして、通常の状態に戻る!

彼(アレスタ)はそう・・・ Los Angeles あがりのイケメンなのだ!!!
※個人の感想を含みます。

そんな超絶イケメン アレスタのことを、しっかり、今回のイベント「絶縁協調」で参加者の皆さんに学んでいただきました!

イケメンなフリー素材

2.講習の内容 

当日のイベントはこのような内容で展開しました。

雷の電圧はなんと数千万~1億Vと言われており、設備にそんな莫大な電圧がかかってしまうと・・・あわわわわ((((;゚Д゚))))

しかも残念ながら直撃雷は避雷器で防ぐことができません。

でも落雷があった際に発生する高電圧からは、高圧設備を守ることができます。

雷、恐ろしいですね!

雷には、直撃雷誘導雷があります。

直撃雷は言葉通り、直接雷が落ちることです。

雷は高圧受電設備を避けて落ちる、なんてことありません。

あすみん店長さんも言うように、高圧受電設備に雷が直接落ちてしまうことは、もう防ぎようがないですよね。

でも、誘導雷は違います

落雷で流れる電流から磁界が発生し、電磁誘導により高圧設備に高電圧が誘導され、機器破損を起こす・・・これが誘導雷です!

避雷器は、この誘導雷から高圧設備を守るんです。


高電圧は早く地面に到達するために高圧設備のより弱い箇所にいく習性があるので、周りの設備よりも弱いところをひとつ作っておくという考え方が避雷器の基本・・・!!

電気は抵抗の小さいところから地面に逃げたがります。

例えば、高圧設備の中で、変圧器の絶縁が弱かったなら、変圧器の絶縁を破壊して地面に逃げます。

絶縁協調は電気のこの特性を逆に、うまいこと利用して設備を守るんです!

絶縁協調を知るため、高圧受電設備たちのお話、雷に始まり、避雷器の特性、設置例、種類など、あきら先生がめちゃくちゃ詳しく教えてくれます。

避雷器の特性を知れば、きっとあなたも避雷器がイケメンに見えてくるはず!!

避雷針との違いも、私は初めて知りました!

自慢したくなる知識、書ききれない程たくさんありますので動画で繰り返し見て欲しいです~。

岡ちゃん先生によるワンポイント講義もあるんですよ。

特別高圧設備内につける避雷器に秘められた意味、見ていただきたいイチオシ部分です!!!!

避雷器の設置基準は、先にも書いた通り、高圧受電設備で受電電力が500kW以上の設備というのがひとつの基準ではありますが、雷って500kW未満の設備にも落ちますよね?

だったらそういう設備にもつけるべきではないでしょうか!

あくまで今の基準が500kW以上と設定されているのは、現状、避雷器がついていない現場は非常に多いので、その基準が変わってしまったら、ほとんどの施設が違反しているという事態に発生してしまうからでしょう。

だから、しっかりと絶縁協調の知識をもって対応することが大切なんですね。

とあきら博士。・・・・ぅぅぅうむ納得(´・ω・)

参加してくださった方からは

避雷器の概要や考え方がわかりました。電験受験生の頃、バラバラに学んだ知識が一つにまとまった感じがします。

他の協調と比較しながら説明してくれたため、役割や必要性が理解し易かった。

ペットボトルを使った実験で避雷器の役割を実感できたことと、破壊して内部を見つつ特性曲線の理論的な話も絡めてくれたおかげで教科書では得られない知識が得られた。

絶縁協調の目的、趣旨がすんなりと理解出来ました。

今までネットや書籍見てもよく分からなかったのですが、体系的に分かりやすく説明頂いたので、良く理解出来ました。

直撃雷は避雷器でも防げなのは知りませんでした。

他者に間違った説明をしなくて助かりました。

と、このようなお声をいただきました!

ありがとうございます。


3.ギャップレス/ありの避雷器の違い

講義終了後、毎回恒例の「高圧実験」ではギャップなし避雷器をもっち(カフェジカスタッフ&電気系イラストレーター)とオーナー水島さんが破壊!

ちなみにギャップありの避雷器の中身がこちら👇

ギャップレス・ギャップありの避雷器の構造って結構違うんですね・・・

避雷器を割ってもらって、初めてギャップ付きとギャップ無しの違いを目にすることができました。

これは本を読むだけでは吸収できない知識です。

お客様からもこのように言っていただきましたが、避雷器を割る機会ってかなりレア。目で実際見て違いを確認できるのは貴重ですね。

ギャップレス、ギャップありの違いは、講義内でも取り上げられます。

どんなところでギャップありの設置が求められるのか、あきら先生が教えてくれますよ!

そして、その後にギャップレス/ギャップあり、実際の中身を叩き割って確認するところがカフェジカらしいですね。


あきら博士のたとえ話や、実物を見ながらの講義で電気どどどどどどどどどどどど素人の私もイケメン アレスタ君への理解を深めることができました!!


4.協調シリーズのご案内

今回の「絶縁協調」は{電気主任技術者が知るべき協調シリーズ3部作}のうちのラストでございました。

満を持して発売となりましたので、カフェジカwebストアのジカストからもチェックしてみてくださいね。

実務動画★入門編
保護協調「絶縁協調を知るDay!」
byあきら電気主任技術者系行政書士★イベントアーカイブ

ご購入はこちら!!


過去の分は下記をチェックしてみてくださいね♪


実務動画★入門編
保護協調「高圧地絡配電線の保護協調」
byあきら電気主任技術者系行政書士★イベントアーカイブ

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実務動画★入門編
保護協調「過電流保護協調」
byあきら電気主任技術者系行政書士★イベントアーカイブ

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長らくお待たせしました協調シリーズ三部作、全て出揃いました~。

今回の絶縁協調も、その他のイベントアーカイブも、適度に分割された読込しやすい容量で、テロップ付、テキスト付となっております。

電気主任技術者として知っておきたい【協調】、ここにありです!

あすみん店長さんとお届けした今回のイベントレポートと併せてお楽しみいただけましたら嬉しいです。


カフェジカでは、電気主任技術者の実務に役立つイベントをこれからもご用意しています。

ZOOMで参加可能なイベントもあります!

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ありがとうございました。