【過電流保護協調】電気主任技術者が知るべき実務講習、イベントレポート!By水島 | 電気主任技術者(電験)専門の職業紹介エージェント

ミズノワの電気通信 ピカリ!

ミズノワの電気通信 ピカリ!

【過電流保護協調】電気主任技術者が知るべき実務講習、イベントレポート!By水島

  • イベントレポート
  • 2023.06.27

どうも、カフェジカ水島です!
今回は、先週末に開催させて頂いた「カフェジカ実務イベント」
『THE 過電流保護協調』について、イベントに参加くださった皆様からの
アンケートなども取り上げながら、レポートをしていくね!

私はリモートで転職相談者の対応をしていたので、
どんなイベントだったのか気になりますね!
参加出来なくて気になってる方も、多かったんじゃないでしょうか!?

もうね、、、
今回も熱量が凄かった!
スライドのテキストも、50ページを越えていたので、
内容がとってもボリューミーだった。
アンケートの中では、後半が難しかった、、、という声もありましたね。

ところで、僕は実務のことがあまり詳しくないんですが、
「過電流・・保護、、協調」って、
いったい何々ですか?

過電流保護協調ってのは、そうだなー
まずは家庭のイメージで置き換えてみると、
家の中の分電盤を想像してみて。
瞬間湯沸かし器とドライヤーなんかを同時に使ってブレーカーが飛ぶイメージはあるけど、これが家全体とか、はたまた電力会社側での地域一帯を停電させてしまったらドエライ話になるよね。
これは、ちゃんと保護協調が取られているからなんだ。
基本的な考え方として、最も下位のほうから遮断をして、配線や開閉器を保護する・・・

おー、とってもイメージがしやすいです!
でも、今の内容だと講習としてはすぐに終わっちゃう話ですよね。
これを電気主任技術者の実務に落とし変えたとして、何がそんなに難しくも、必要な知識に変わってくるんですか?

欲しがりますねーピカリさん。
詳しくはまたアーカイブでもしっかり見て欲しいんですが、
イベントは下記に沿った内容で展開をしていました。

  

ちょうど、さっき言ったような話の内容は、目次の 3. までかな。
もちろん、テキストやあきら博士の解説では、もっともっとしっかり図を用いながら解説してくださっているけどね。
それでも、実際の現場では、ここの下位の方から遮断するという考えが、きちんと守れていない状況がゴロゴロ多発しているんだ。工事の際に、機械とかの入れ替えで容量が上がって、繋がっている直近のブレーカーだけが変わってて、「上位のブレーカーや配線が変わっていない、検討されていない!」なんてことがめっちゃあるので、個々の考え方なんかを事例を用いながら解説しています。

なるほど!分かり易い!
でも、これが目次の「3.」までって、めっちゃ前半じゃないですか!
4.以降は、簡単に言うとどんな話なんですか?

ピカリさん、それ、アーカイブ見る気ないでしょ(笑)

僕は求職者さんや、電験2種や3種を求める企業さんの対応に専念しているので、実務を詳しく学ぶ時間が無いんですよ~、でも、気になります!!
登録はコチラ!→ https://mizunowa.jp/support-entry/

ピカリさん、アピールしますね(笑)

それで、
4.「過負荷電流と短絡電流」は、そのまま字の通り。
 過負荷→電気の使い過ぎ。
 短絡→電気のショート、イオナズンみたいな感じだね。
それぞれの違いをちゃんと解説して、
5.「配電用変電所と高圧受電設備の過電流保護機器」については、これが高圧側の話に置き換えたり、電力さん側の流れを汲んで解説をしている。

ふむふむ!
それでそれで!

「6.各過電流保護機器の特徴」ここでは、VCBや、CT、OCR、LBSやPFなんかも絡めて、それぞれの各高圧機器を、『過電流保護の観点』から深堀しています。写真入りでの解説だったり、メーカーからお借りした図を用いながら、しっかり講義をしています。
わりとここが、現場経験がない人は難しいと感じるかもしれないけど、何回も聞いていれば、少しづつイメージが湧くところかもしれないですね。

確かに。
アンケートでも、アーカイブを1か月と言わず、1年くらい自分の成長に合わせてみてみたい!という声もありましたね。

自分たちのイベントのことを言うのも小っ恥ずかしい気もするけど、それほど、技術者が実務を学んで行く中で、何度も学び直せる内容だったんじゃないかな。

見逃し配信の期間が終われば、しっかり校正や編集をかけて、正式に『アーカイブ版』として発売をしていきたいけど、7/15に三部作の最終『絶縁協調』があるので、これまでに構成や編集を終えてリリースしていきたいですね。

水島さん。作成頑張ってください。

それで、最後の「過電流保護協調曲線」って、なんですか?

過電流の保護を考えるとき、数字だけじゃなく、必ず図にして考えるんだ。
横軸が「電流」、縦軸が「時間」として、変圧器にかかる突入電流の影響を曲線に起こして、下位のほうから保護をして行く。

低圧側のブレーカー → 高圧限流ニューズ → OCR → 電力会社OCR 

みんな、ウニョーンとした曲線の流れになるんで、
このウニョーンが交わる点が動作域に達しないことを確認するための曲線図っていう感じですね。うまく説明できなくて申し訳ないけども。

なるほど。
とにかく、ウニューンが上位の保護に交わらないようにしないといけないので、それを確認するための図、ってことですね。

そうそう、そういうこと!
ウニューンじゃなくて、ウニョーンですけどね。

あ、ほんとにウニョーン線って言うんですか!
てっきりまた水島さんが変なこと言っているのかと思いました。

もう、、、
ちゃんとアーカイブ見て下さいよ。

分かりました。
(本当かなぁ・・)

ところで、イベント後のアンケートも気になります!

皆様、貴重なお声を有り難うございます。
寄せられたお声は、こんな感じ!

おー
いいですねー

他にも、後半が難しいというお声も・・・

テキストに「入門」って書いていますから、入門として学ばれる方には後半、少し難しかったのが伺えます。幅広い層に楽しんで頂ける内容でもあったのかもしれないですね。

抜粋になりますが、たくさんのお声を頂けています

イベントは13:30~16:30の設定でしたが、
今回の内容は、1日では足りないのかもしれないですね。

かなり詰め込みましたが、これ、カフェジカだから明るくワイワイした空気で出来ましたが、たとえば講師の方が一人でずっと話をするだけのようなテイストの講習だったら、僕たぶん5分で寝ちゃっているところの内容かと思います。

みんなの満足度(平均にしてみました!)
※100点以上(6600V 点などは数に含めていません)

90.29点!

実際に保護協調曲線を取り扱うニーズが多いですね。
あと、アーカイブ版ではテキストのDLが可能にしていきたいですね。

そうですね、実際にイベントを終えてみて、もっとテキストをこうしたい!というのも出てくるので、しっかり準備を進めて行きたいですね。

【後半の実験は、まさかの失敗!!
でも、これぞ生の実験で胸熱くなる展開!】

電気技術の探求心がそそられる一コマでした。
これは、YouTubeにも取り上げていない内容なので、
イベントを参加した人や、アーカイブ版を見た人だけが見れる内容になっていますね。

気になる言い方ですが、、
失敗ってのも、何か危険があった訳ではないんですね?

危険に決まってるじゃないですか。笑
あきら博士がゴーグルしてるんですよ。逃げる実験でしょ、これ。笑
でも、電気事故じゃなくて、『失敗』ってのは、『計算どおりにならなかった』っていう事象ですね。だから楽しいんでしょうね。みんな一丸となって探求していました。めちゃくちゃ火花は散るショッキングな映像でしたけどね。

なるほど・・・
いろんな意味で、熱そうですね。。。

と、いうことで、イベントレポートはここまで!

次回は、2023年の保護協調シリーズの第3段!

絶縁協調!!

過電流保護協調ほど難しくないようではありますが、
ここもしっかり押さえておきたい知識ですね!

また、シリーズ一作目、地絡保護協調!についても、校正・編集を加え、
アーカイブ版をリリースしています!
※2022年11月19日に行われた高圧地絡配電線の保護協調イベントの編集版になります。

なんと!こちらはPDFでテキストもダウンロードできるってもんだから、
お得ですね!!

さてさて、今回のイベントレポートはここまで!

皆様、今後のイベントのご参加もお待ちしております!!