電気主任技術者の転職失敗談TOP3!転職を成功に導くポイントも紹介!
- 転職×電験
- 2025.07.09 更新日:2025.07.09
「電気主任技術者の転職に失敗したかもしれない...」
「転職に後悔している...」
このような悔いの残る転職はなんとしても避けたいですよね。
ひとえに電気主任技術者と言っても働き方は多種多様であり、「思っていた働き方ができなかった」と後悔する声は、残念なことに多く聞きます。
この記事では、電験転職の失敗談を紹介します。
あわせて、転職を成功させるためのポイントも解説します。
よくある失敗例を把握し、成功のポイントを押さえることで、ご自身の転職を実りあるものにしてくださいね。
★この記事で分かること★
✅よくある転職の失敗事例
✅転職を成功させるポイント
電験転職の失敗事例トップ3

「転職に失敗した...。」
「転職したばかりだけど、もう辞めたい...。」
転職に失敗した、という声は意外にも多いのが現状です。
せっかく転職したのに後悔してしまうなんてことは絶対に避けたいですよね。
この記事では、電気主任技術者業界の情報が集まるミズノワが集めた失敗談を紹介します。
転職失敗談から学び、後悔しない転職活動に活かしていきましょう!
◆解説する人
ミズノワの電験転職 職業紹介担当
前職では電気保安業界にて採用などに関わってきた、現ミズノワの職業紹介担当。実際の採用担当の声など、転職時に欠かせない貴重な情報を多く把握しています!
(1)入社前に働き方のイメージが出来ていなかった
転職が失敗する最大の原因は、入社前に働き方のイメージができていなかった、もしくは足りていなかったことです。
入社前に実際の働き方を正確にイメージできていなかった例を2つ紹介します。
①選任/外部委託の働き方の違いが分かっていなかった
選任と外部委託の働き方の違いが良く分かっていなくて、後々考えると、受変電設備の試験点検ができる(外部委託の働き方)と思っていたら、選任の補佐業務だったので、年次点検では監督補助となり試験器を全く触れなかった…
電気主任技術者の転職で一番の失敗事例となるのが、選任と外部委託の違いがよく分かっておらず、入社前に働き方をイメージしきれていなかったという場合です。
入社前に働き方のイメージを持っておくことは、電気主任技術者の転職ではとくに重要です。
なぜなら、電気主任技術者にはいくつもの働き方があり、その働き方によって仕事内容や担当現場の傾向、仕事のスケジュールなどが変わってくるからです。
選任として働くのか
外部委託として働くのか
(実務経験が積める環境がいいのか)
この辺りのイメージができていないと、「思ってたんと違った…」というような結果になりかねません。
入社前に働き方のイメージが足りていないと早期離職で転職を繰り返す負のループに陥りかねません。
②思っていたよりも電気関連以外の仕事が多かった
もっと電気に関わる仕事ばかりできると思っていた…
これも、選任現場の電気主任技術者からよく聞く失敗談です。
電気主任技術者の仕事は、事業用電気工作物の工事・維持・運用に関する保安監督。
ただ、それに加えて現場設備の管理を担うケースも選任ではほとんどです。
電気設備以外にも、水道や消防の巡回点検だったり、それら設備全般の修理を担当したりすることはあります。
他には、工場であれば生産設備や、太陽光業界の除草作業なども挙げられますね。
もちろん、設備を安全に保つために無くてはならない業務であることに変わりはありません!
「とにかく電気に関わることをやりたい」という気持ちが強い場合、電気関連以外の仕事の多さが気になってしまう可能性があります。
(2)社内の体制と合わなかった
社内体制は会社によっても、大企業か中小企業かによっても大きく変わってくるものです。
転職先の社内体制や文化に直接触れてみて、「前の職場と全然違う…」と戸惑ったり、「やっぱり合わなかったかも」と不安を感じたりする感じるケースもあるようです。
①入社後の引継ぎ体制や研修体制がよくなかった
同じ支部の先輩たち、みんな辞めていくことが既に決まってた…
入社後即現場に行かされて、十分な研修期間を取ってもらえなかった。
入社後は、前任者からの引き継ぎや研修が行われます。
その際、ふたを開けて見たら退職予定者ばかりで引き継ぎがうまくいかなかった、というのは、残念ですがあり得る話です。
また、十分な研修が行われないまま現場を任されてしまうというのも、実際に起こってしまっています。
入社前の面接などで聞く機会があれば、だれが、どんな風に教育してくれるのかといった教育制度を聞いてみるのも手ですね。
②前職(大手)と転職先(小規模)との社内体制の違いが大きすぎた
前の会社は細かいところまで社内規程があったけど、転職先はあいまいなところが多く感じられ、自分に合わない。
前職と比べて転職先はかなり細かく規定があって、少し動きにくさを感じる。
業務分担や社内規程などの社内体制は、会社ごとに違います。
そのため、「前職と違う」ということに戸惑ったり、やりにくさを感じたりすることはあるでしょう。
そして、その違いが大きすぎると「働きにくさ」「やりづらさ」につながる可能性があります。
社内体制はなかなか汲み取りにくいところですが、規模感が大きい方がきっちりとしていて、中小企業の方が少し緩やかなイメージを持たれるといいですね!
③会社文化に合わなかった
人間関係にどうしても馴染めない。
転職してみたが、仕事の進め方が合わない。
会社が電気主任技術者業務を蔑ろにするような環境だった。
会社は多くの人の集まり。
そのため、どうしても人間関係の問題は起こってしまう可能性があります。
面接時に感じた「人としての違和感」を気にせずに内定受諾された方で、「実際入社してから人間関係で後悔を感じている」というケースも耳にします。
また、仕事の進め方などでも違和感を感じるケースがあるようです。
(3)面接で聞いてた内容と違い過ぎた もしくは 面接で聞ききれなかったことをそのままにしていた
思っていたより何倍も出張が多い。
労働条件通知書が出ないまま入社してしまったので、条件面が面接で聞いていた内容と違っていた。
面接の際に企業ときちんとすり合わせできていないと、「面接で聞いたことと違う!」ということが起こってしまいます。
面接で聞いたことでも、改めて労働通知書を見たら異なる内容があった、というケースは実際にあるようです。
入社の際は、労働条件等のすり合わせが重要なことが分かる失敗談ですね。
逆に、「面接でよく分からなかった点をそのままにしてしまい、実際に入社したら思っていたのと違っていた」というパターンもあります。
転職で後悔しないためには入社前にきちんと条件をすり合わせておくことが重要です。
面接の際には緊張するかもしれませんが、少しでも気になる点や確認しておきたい点があれば、面接時やメール・電話等で事前に確認するのをおすすめします。
転職を成功させるためのポイント

ここまで、電気主任技術者の転職の失敗談を紹介してきました。
では、どのような対策をすれば転職を成功させられるのでしょうか?
ここからは、電気主任技術者の転職を成功させるためのポイントを5つ紹介します。
①転職先が希望の働き方とマッチするか見極める
電気主任技術者の転職では、転職先が希望の働き方とマッチしているかの見極めが重要です。
平日の日中メインに働きたいのか、土日も関係なく働きたいのか、電験2種の資格を活かすのか…
これらの希望条件によって、選任で働くのか、外部委託で働くのかが決まってきます。
まずは自分の希望条件を洗い出し、その働き方が選任・外部委託どちらとマッチするのかを確認するようにしましょう。
「電気主任技術者の中でも、選任と外部委託の働き方の違いが分かっていなかった。」
これが、早期離職や転職失敗の一番の理由だったりします。
自分の希望とあわせて、電気主任技術者の働き方についても理解を深めておきましょう。
「ここでいいのかな?」と、転職先選びに迷いがある方は多くいらっしゃいます。
電気主任技術者の求人に特化したミズノワの転職サポートでは、あなたの資格を存分に発揮できる、ご希望に沿う求人を紹介させていただきます。
電気保安業界に精通した転職エージェントが、業界ならではの転職の不安やお困りごとをサポート。
電気主任技術者の転職でお困りの際は、お気軽にミズノワの転職サポートにご相談ください。
②自己分析してキャリアプランを考える
転職を考える際、「とにかく転職したい」という一心で、「転職すること自体が目的」になってしまうケースは多々あります。
「どうして転職したいのか」「なぜ現職は合わないのか」「どんなキャリアを築きたいか」など、過去・現在・未来についてできるだけ明確にすることが転職を成功させるために欠かせません。
現状も分からず、ゴールも決まっていなければ、どう進んでいけばいいか分かりませんから。
転職活動をスタートさせる前に、転職後にどうなりたいかを具体的にイメージしながらキャリアプランを考えてみてください。
2種を取得するのか
選任を目指すのか
外部委託を目指すのか
将来のキャリアプランを想定することで、自ずと転職時の希望条件が絞られていき、適切な求人選びができるようになります。
まずは自分の考えを整理して、希望条件や希望の働き方、今後の希望を明確にする必要がありますね!
③時間・お金・心に余裕をもった状態で転職活動を進める
なかなか転職活動がうまくいかないと、焦りが出てきてしまい、「妥協」につながる恐れがあります。
「時間がないし、今話が進んでいるここでいいや」
「お金がないから、手っ取り早く仕事を決めたい」
などという気持ちのまま転職活動を進めていくと、入社してから後悔する可能性が高まります。
また、仕事のストレスや転職活動疲れなどで心の余裕がないままでは、正常な判断ができず、転職したことに後悔する可能性もあります。
現職を続けながら転職活動を行うなど、時間やお金に余裕がある状態を維持しながら転職活動を行うのがおすすめです。
(退職することを現職に伝えるのは、内定受諾してからが一番多いですね!)
心身ともに元気で安心な状態で転職活動を進めるのが、成功の大きなカギとなります。
④情報収集を怠らない
求人検索をしていく中で、「ここでいいや」と妥協してしまうと転職失敗の原因になります。
たしかに、それぞれの求人の違いがよく分からなかったり、いくら見ても希望条件とぴったり合致する企業が見つからなくて情報収集に疲れてしまう場合もあるでしょう。
しかし、情報収集を怠り、なんとなくで転職を決めてしまうと、転職が失敗に終わる可能性が高くなってしまうのです。
「今どんな求人があるのか」「社員の口コミはどうか」「業界の動向はどうなっているか」などの観点で、企業ホームページや口コミサイトなどをチェックしておくのがおすすめです。
(口コミサイトは主に相性が合わずに辞められた方の声が大きいですから、一つの参考にされるのが良いですね)
企業の情報収集に関しては、エージェントを頼るのも一つの手段です。
採用人事の本音やホームページに載らないような情報を知れるのが、転職エージェントの最大の強みと言えます。
ミズノワの転職相談をお気軽にご活用くださいませ。
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⑤自分の市場価値を知る
資格職である電気主任技術者。
電験何種を持っているのか、実務経験があるか、などによって市場価値...すなわち入社時の年収は大きく変わってきます。
▼電気主任技術者の年収について、
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自身の年収の相場を知ることで、応募企業やそもそもこの保安業界があっているのかということを見極めやすくなっていきます。
「○種を持っているから、この求人で活かせそう」
「こんな実務経験があるから、この業務で活かせそう」
「○種を持っていると、こんな条件で働けそうかな?」
このように、自分の現在地を知ることで、どんな企業に応募できそうか、どんな業務で活躍できそうか、どんな条件で働けそうかを具体的にイメージしやすくなります。
転職に失敗するのが不安な人からよくある質問
最後に、転職に関してよくある質問を紹介します。
転職を成功させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
転職で失敗したら、その後の転職が難しいでしょうか?
今30代で転職を考えています。
この30代の転職で失敗したら今後の転職はきつくなるでしょうか?
転職に失敗したとしても、失敗した原因をきちんと分析できれば次の転職につなげられる可能性はあります。
「ダメだったからまた転職しよう」と分析しないうちに次の転職に進んでしまっては、同じ失敗を繰り返すだけになってしまいます。
再度転職するときは、今回の失敗を元に「なぜうまくいかなかったか」「これからのキャリアをどうしていきたいか」などを具体的に見直すことが重要です。
そして何よりも、「今」の転職が失敗しないように徹底的に対策することが一番です。
事前の業界サーチや転職事情の収集を欠かさず行うことが、転職成功への道となります。
ミズノワは、電気主任技術者に特化した転職サービスを展開しております。
電気主任技術者に特化した転職サポート機関だからこそ、業界の最新情報や転職情報などに精通したエージェントが対応いたします。
「電気主任技術者の経験が活かして、条件の良い現場に移りたい」
「実務経験が積める現場で働きたい」
このような、電気主任技術者の転職ならではのご相談も【完全無料】で承っております。
電気主任技術者の転職を目指される方は、ぜひミズノワまでご連絡くださいませ。
短期離職にならないために、1年くらいは我慢した方がいいですか?
転職に失敗した気がします。
次の転職を考え始めているのですが、短期離職だとキャリア的に不利になるでしょうか?
今の職場で1年くらいは我慢したほうがいいでしょうか?
この場合も、「なぜ失敗したのか」という原因を分析する必要があります。
改めてキャリアプランを見直してみて、今の会社で本当にスキルアップできないか再検討してみてください。
失敗したとき、出戻りはできますか?
転職に後悔しています。
正直、転職先よりも前職の方が良かった気がします。
転職したあと、出戻りはできるのでしょうか?
前に務めていた会社に出戻りするケースは、あまり多くないですが聞いたことはあります。
実際、ジョブリターン制度などの制度を設けている企業もあり、キャリア形成の多様化として取り入れられつつある制度と言えます。
ただし、円満退社ではなかった場合は全員から歓迎されるとは限らないこと、労働条件が依然と同じとは限らないことに注意が必要です。
転職を失敗で終わらせないために!

転職は身体的にも精神的にも大きなエネルギーを使うもの。
せっかく苦労して転職しても、「実際入社してみたら後悔した」という結果ではつらいですよね。
転職を失敗で終わらせないためには、自己分析が欠かせません。
「なぜ転職したいのか」「転職する必要性はあるのか」「転職してどうなりたいのか」など、いくつも自分に疑問を投げかけながら、自己分析を行い、納得した状態で転職を進めることが大切です。
電気主任技術者の転職を成功させるために、この記事で紹介したポイントを実践してみてくださいね。
ミズノワは、電気主任技術者の転職に特化した転職エージェントです。
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一人ひとりの力を発揮できる求人をご紹介させていただきます。
「電験2種の資格を活かせる職場で働きたい」
「電気設備の保全業務をさせてもらえる現場で働きたい」
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【著者情報】
電気主任技術者メディア編集部
電験や実務など、「電気主任技術者」にまつわる情報に特化したメディアコンテンツ制作集団。
電気主任技術者専門の転職エージェント株式会社ミズノワが運営する「電気通信ピカリ」内の記事を執筆・発信中。
転職エージェントとして、求人案内総掲載数240件以上、求職者様の総ご相談者数2,500名を超える実績を持つミズノワ監修のもと、分かりやすくて面白いメディア運営を進めております。






