【エレガ】Electric Girl 002「普通科の女子が電気業界に進むのは…幼いころの記憶」 | 電気主任技術者(電験)専門の職業紹介エージェント

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【エレガ】Electric Girl 002「普通科の女子が電気業界に進むのは…幼いころの記憶」

  • 技術者インタビュー
  • 2020.02.21

電気業界は男性中心の社会
今それが少しずつ変わろうとしています。
女性の電気業界への進出
実際の現場ではどんな活躍をしていて、
反面どんな問題があるのか。
電気業界を盛り上げる女性に話を聞きました。
女性の想いを伝える「エレガ」シリーズ




高校の普通科をでた、女の子。

普通に就職 でもやりがいを感じず転職

転職エージェントにすすめられて興味を持った職種は

「エンジニア」


その興味の先には電気の道があった



【エレガ】 Electric Girl 002
派遣社員としてCADオペレーターを担う女性



今回紹介するエレガは愛知県出身の20代の女性。
電工実習をするイベントがカフェジカで行われるときにやってきた。
少女のような無邪気さを見せながら、様々なことに興味を持っていて、好奇心が旺盛なのがよくわかるとても元気な性格。
現在、愛知県で派遣社員として事務方を担当しながらCADを使って、図面を描いている。

話を聞くと、元々電気科の学校を出たわけでもないそう。
高校卒業後、就職するも転職。
そのときにエージェントさんに勧められたいくつかの職種の中で、興味を持ったのがエンジニアだったのだという。
それまでは、

「エンジニアって専門的な人しか出来ない職種だと思っていた」

と言う。
確かに普通科を出た人たちには、そう思いやすいかもしれない。
でもエンジニアの入り口は広く、そこから専門的な技術を身につける人もたくさんいる。

そこで、派遣社員が集まる建築や空調についての合同研修に参加した。
15日間みっちりあったけど、全然内容がわからなかったようで、

「VVFとかVFとか何かの暗号みたいだと思った」

でもその研修が電気の入り口になった。
そして研修の後に、勤めることになった派遣先の社員さんついてこう話していた。

「とてもいい方たちです。それにすごく分かりやすく教えてくれます。恵まれています」

良い職場に巡り合った。
でも社員さんはみんな忙しい。
新人に教えるより、自分でした方が早いから、エレガに仕事が回ってこないこともある。
どこの職場でもよくあることだけど、それも悔しいしもどかしい。
だから早く力になりたいと思い、空いた時間に業界のこと、電気のことを調べ始めた。そして

「この業界で役に立つはず」

と、電気工事士2種の資格を取ることを決意。
思い立つと行動が早い。
通信教育に申し込み勉強をスタート。
でも勉強し始めても電気の理論も全然わからない。
だからネットで調べたり、通信教育先に質問メールのやり取りを繰り返す日々。

元々責任感が強いエレガ。
お給料をもらっている以上、勤めている会社の役に立ちたい、仕事をこなしたい、という想いがある。
そもそも電気工事士2種を目指したのも、会社でより働けるようになるため。
だからこそ勉強を続けそして今年、見事合格。
電気工事士2種の勉強をすることで、仕事と実際どうつながったのか聞いてみると

「図面を描くときにイメージしやすくなったからスピードも上がった」

加えて、

「所長さんの負担が減るかな」

と言って喜んでいた。
会社に貢献しようとする姿を見せ、仕事に対して誠実な様子が分かる。
しかし話はここで終わらない。

「現場に出たい」

という気持ちがふつふつと湧き始めたそう。
でも派遣社員は現場に出ることが法律で禁止されている。
もちろん安全のためでもあるし専門知識の必要がある業務だから。
出たくても出れない。
でも、うずうずする。
じゃあどうする?

「Twitterで現場を見せて頂ける人を探しました」

ん?現場?工具は?

「ほとんど自分でそろえました」

会社で支給された一部の工具以外、腰ベルトや作業服やヘルメットも全て自費でそろえたという。
そしてTwitterで現場に出たいと呼びかけて、実際に仕事の休みの日に現場の見習いに出た。
とことん工事士への興味が尽きない。
すごい行動力。
SNSも上手く活用して、電気好きの方とのつながりも太くなってきた。
オフ会の主催にも挑戦した。
とてもアグレッシブ。

今エレガが思っているのは、お世話になっている今の職場は続けたいということ。
でも現場にも出たい。
工事もしてみたい。
色々経験してみたい。
だけど今は派遣先の職場。
派遣法の関係で建設業務に分類される仕事はできない。
そのはざまで揺れ動く。

そうはいっても何も始まらない。
だから働きながら、休みの日に電気の現場経験ができる場所を探して今も行動している。
やっぱり今の職場と電気が大事。

でもなんでこんなに電気業界に興味を持っているんだろう?
聞いてみると

「そういえば、父親がCADオペレーターでした。小さい時にCADでお絵かきしてましたね」

CADで絵を書くだけでも相当なスキル。
そんな小さいころの記憶が、電気への興味の源になっているのかもしれない。
幼い時に、家庭の中で、電気の種が知らず知らずのうちにエレガの心に植えられていたんだろう。
そして今、その芽が出て、大きく大きく育とうとしている。

そんな成長の兆しを見せるエレガと今日、出会った。





幼いころの経験が

今の道の基盤になっている

そこに現場への憧れが加わって

エレガのこれからの道ができあがる

どんな方向に進んで行くのか?

今後の成長が楽しみなエレガを

また、見つけた





株式会社ミズノワ

電気業界に特化したCAFÉ カフェジカ東大阪を運営
電気業界を盛り上げる女性を取り上げるエレガを展開中
電気業界を明るく照らす話題を発信している。
TEL: 06-6743-6361  info@mizunowa.jp
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