ミズノワ 2期目を終えて。 | 電気主任技術者(電験)専門の職業紹介エージェント

ミズノワの電気通信 ピカリ!

ミズノワの電気通信 ピカリ!

ミズノワ 2期目を終えて。

  • カフェジカ日記
  • 2021.06.15

どうも、ご無沙汰しています水島です。

早いもので、(株)ミズノワは、6月12日に2期目を終え、3期目へと突入しました。

少しだけ、現在の事業報告に合わせ、昔話なんかをしようと思います。

ミズノワを応援くださるかたや、新しく興味をお持ちになられた方、僕と同じく何かにチャレンジしようと考える方々に少しでも届けばと思います。

【まずはマネタイズの土台を作ってから退職する事】

どの本にも書いてある、よくある言葉です。
今でこそ、副業が社会的にも認められはじめ、本業とは別のマネタイズ、つまりはお金と人の流れが目に見えるようにしてから退職をする、というのがセオリーとされますが、本当に、その通りだと思います。

【マネタイズ無しで独立、苦労の1年目】

マネタイズの軸として選んだのは、「職業紹介事業」
電気主任技術者になるための「実務経験」を積んでいても、退職時に実務経験が得られないことがある問題や、「実務経験を積みたくても容易に積めない」という問題点が多くあったので、ここの交通整備を本業にすることで、他社と差別化をはかった職業紹介会社にしていきたいと考えるようになりました。
また、資格(認可条件)としての電験と、実際の点検に必要となる実務知識とが掛け離れている問題も、何かサービスが出来るはずだと考えるようになりました。
退職前から、ある程度の市場調査や、クラウドファンディングなどによる世間の興味は掴んでいたこともあり、思い立ったらすぐ行動をする癖から、勢いそのままに元々整骨院だった箱(店舗付きの事務所)を賃料の安い東大阪で契約し、「Cafe自家用電気(カフェジカ)」を2019年秋にスタートさせることとなります。

【借金マイナス1,000万近くになった時期】

「お客さんからはお金を取りたくない」
Cafeであるカフェジカ(飲食店)を営むうえで、意味、わからないですよね。
ただ、これがカフェジカのポリシーなんです。
カフェジカは、技術を楽しんで場所。
人と繋がりを作って、喜んでもらえる場所。

その場所に来ていただいた方が、「喜び=お金」で収まってほしくない。
その喜びの気持ちをお金ではなく、「満足度の気持ち」として、パニックになって欲しい。「こんなとこあるんだ!」っていう思いの丈を、ミズノワへの応援や、SNSなんかに感情をぶつけてほしい。それくらい、喜びを感じてほしい。言い方を変えれば、そんな数百、千円そこそこの飲食費を等価交換で貰うくらいなら、「ミズノワが経費として、お客さんの喜びを買いとりたい」そんなポリシーです。
「カフェジカこんなんで成り立つの?!」「カフェジカ、いい事してるのに潰れないで!!」

(^^ 作戦成功!

と、言いたいところですが、、、
資本金500万円で立ち上げたミズノワ
信用金庫などで工面した1,000万円を加え1,500万円あったはずの現金が、
一時はミズノワの総資金が たった 70万円ほどに陥った時期もありました。
それでも、ここに出入りする方達や、カフェジカを応援下さる方、お客さんには心配をかけぬよう、強がっていた時期もありました。

【見かけによらず、頑固な性格】

苦しいなかではありましたが、 水島の性格上、「必要なものが何か」「その当たり前は、正しいか?」
ここの信念が揺らいでしまわぬよう、自分の感覚を大事にしながら、
電験を軸にしながら、実店舗とTwitterやYouTubeをフルに活用し、世の中で初めての「電気技術者専門の飲食店×電験×職業紹介×SNS」を作っていこうと考えていました。

「THE 職業紹介業」の一辺倒なやり方を学んでしまうと、
電験×職業紹介 が、一般的な職業紹介の仕事だけになってしまって、
本来自分がやりたかった仕事にならないんじゃないかと考え、
自分の必要と思う事だけに注力していきました。
なかなか結果が伴わず、やり方が間違っているとか、カフェで遊んでいるだけなど、本来自分のことを真剣に考えてくださる方のアドバイスが、時に鋭く胸に刺さることもありました。

【種が少しづつ咲き始めた2年目】

出会いがあれば、別れもあります。
初期の頃に一緒に活動していたメンバーも、別の場所で活躍する人もあれば、
ずっとミズノワで活動を共にしてくださる方も本当に多くあります。

支えてくれるスタッフ。
技術や電験をカフェジカで伝えてくださる講師の方々。
ミズノワの企画に参加頂ける方々。

人に支えられる続け、少しづつ花が咲き始め、ようやく、事業も少しづつ安定をしてきました。

【3年目に思う事】

皆さんの力のおかげで、カフェジカ、ミズノワが成り立っていることはいつまでも変わり続けません。
身近な人はもちろん、ふと目に留まるこれからの技術者を担う新米技術者の方々。
そんな方の助けになる仕組みを作り出すことが、これからのミズノワを支え続けるエネルギーになると思います。
事業の資金に少しづつ余裕が出れば、すぐに新たなことにチャレンジします。

いっぱい失敗して、いっぱい勉強します。

昔から、学級委員やったり、サークルの会長したり、人から少し貧乏くじと思われるようなことや頼まれごとも率先してやって、人の笑顔を見ることで自分の満足度を満たしてきました。自分自身に大した能力も無いから、喜んでもらえることをすることで、勝手に安心していたんでしょうね。

そんな性格なもんで、37歳になっても、人の喜ぶような企画を考えたり、動いてみたりして、それがやがて職業紹介業としてのミズノワの事業の肉付けになっていく流れが少しづつ出来つつあるので、まだまだやっていきたいこと、たくさんあります。

長くなりましたが、今月から3期目。

この1年で多くの仲間が増えてきたように、
これからの1年でも、もっと多くの方と出会いたい。
需要の声を見たい。形にしたい。

これからも、まだまだ未熟なミズノワですが、どうぞ宜しくお願い致します。

2021.6.15
水島洋介