電気主任技術者のためのシーケンス講座~制御器具番号・制御回路を学び、展開接続図を読み解け!~
- イベントレポート
- 2025.11.28 更新日:2025.11.29
こんにちは。電気主任技術者実務レポーター、ひなです!
シーケンス(sequence)とは、あらかじめ決められた順序に従って処理を行うこと。
シーケンス図を読み解けるようになれば、電気主任技術者の業務において、現場でトラブルが発生した際に効率的にトラブル原因を探ることができるようになります。
今回のイベントでは、電気主任技術者のためのシーケンスの読み方講座と題し、展開接続図や制御器具番号、制御回路についての講義を行いました!【2025年3月1日(土)実施】
シーケンス図の読み方を学ぶ今回の講座を見れば、電気主任技術者の業務でシーケンス図をどう活用すればいいのか理解できるようになります。
「シーケンス図の読み方がわからない!」「電気主任技術者がどうやってシーケンスを活用するの?」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
この記事では、イベントの内容や実際に参加されたお客様の声もご紹介いたします!
★このレポートでわかること★
✅電気主任技術者のためのシーケンス講座の内容
✅シーケンス図に書かれている制御機器番号
✅イベント当日の参加者さんからのお声
✅電気主任技術者の業務で活用できる知識
1|当日のイベントの流れ
今回の講師はせなかあわせ先生。
電験一種を持ち、カフェジカを支える影のブレイン。
言葉から難しく感じるシーケンスについて、優しくわかりやすく解説してくれます。
今回のイベントの内容はこちら!
1.図面の種類
2.シーケンス回路の構成部品
3.制御機器番号
4.展開接続図のみかた
5.配電盤によくある回路
6.トラブル事例
2|図面と実機で学ぶシーケンス
せなかあわせ先生の講義は、シーケンス図の種類の解説から始まります。
まずはシーケンス図。
シーケンス図は、【展開接続図】と呼ぶそうです。

※有接点:接点の機械的開閉によってスイッチ機能を果たすもの
迷路みたいです・・・。
電気設備の中では、「このスイッチが動いたらこんな動作をしますよ~」というものがいろいろあります。
スイッチが動いたら××をする、それらの動作が連続して起こること、がシーケンス。
電気設備の中で制御されているシーケンス回路を読み解けるようになるのが今回の講座です。
まずは、決められた順番で動く基本的なシーケンス図の見方を教えてもらいます。
このシーケンス図は基本的に左から右に向かって動作が進みます!
迷路みたいなシーケンス図ですが、よく見るとスイッチみたいな図があります!
数字の意味が全くわかりません💦
でも、このあとひとつずつ解説がありますので大丈夫です!!
シーケンス図はまだまだ種類があって、ロジック図やフローチャートなどがあります。
そんなに種類があったんですね。
3|シーケンス回路の構成部品
続いて、シーケンス回路の構成部品。
こちらは、押しボタンタイプのスイッチです。

少しずつ身近に見えてきました!
こんなボタンを見た事ある方もいらっしゃるのでは?
ボタンを押して、何かが動く、または止まるという日常生活でも当たり前に行う動作と結びついてきました。
シーケンスとは決められた順番で動くもの、でしたよね。
ボタンが押される→××を動かす、という動作がシーケンスの基本。
押しボタンのスイッチはシーケンス図ではこの様に表されるそうです。

この記号から先に見ていたら、私は興味も湧かなかったかも・・・。
押しボタンだけではなく、ひねるスイッチなど、シーケンス回路の構成部品はさまざまな種類があります。
講義の中では、スイッチの種類、記号の書き方などを学んでいきます。
シーケンスが何となくわかってきました!
4|シーケンス図に書いてある数字の意味
シーケンス図の中にはたくさんの数字が書いてあります。
ここまでの講義では、スイッチの種類や図での表し方を学びました。
次は、制御器具番号を教えてもらいます。
制御器具番号とは、一般社団法人日本電機工業会が定めたもので、電気設備で使用される機器の機能を表す数字のことです。
シーケンス図の中にある数字は、制御器具番号(JEM1090)なんですね。
早速、見てみましょう!
一番最初に紹介した、シーケンス図の左上部分を拡大します。

【3-52S】と書いてありますね。
制御機器番号の一覧を見ますと・・・・
3:操作スイッチ
52:交流遮断器または接触器
S:短絡、二次
つまり、操作スイッチ【3】で動く遮断器【52】であることがわかります。
今回のこの遮断器は、変圧器の二次側についているものでした。
このため変圧器二次側を表す【S】がついていたのです。
図面が少しずつ読める様になってくると楽しい!!!
制御番号は、よく使うところを覚えてもらえばいいかな。
制御番号は覚えるのが大変そう、という印象ですが、よく使うものだけ覚えておけば大丈夫とのこと。
よく使うものであれば、自然と覚えられそうです!
5|シーケンス図が読めることで何ができる?
シーケンス図、構成部品、図の中にある数字の意味など、ひとつずつ解説してくれるせなか先生。
それぞれの示す意味が理解出来たら、もう一度シーケンス図が現れます。
続いては、シーケンス図(別名を展開接続図)の見方の解説です。
以下では、テキストの一部をご紹介します。

ここまでの講義を受けて、それぞれの数字や記号が何を示しているのかが理解できてきています!
ただの迷路だったはずの図ですが、講義を受けてから見ると全然違って見えます。
シーケンスって何?という初心者で受けた私が、ちゃんとシーケンス図を読めました!
図の中の数字など完全に覚えられていないので、テキスト片手にですが、でももう迷路図ではありません。
見方がわかると、活用方法もわかってきます。
電気事故、電気設備の不具合などにシーケンス図を活用するのです!
トラブル事例、例えば・・・
遮断器が投入できない
このようなトラブル、あるあるなのではないでしょうか。
こちらのトラブルについて、シーケンス図から原因を読み解いていきます。
遮断器が動作するためのシーケンス。
シーケンス図から回路を読み取り、動作しない可能性をピックアップしていくと、「そんなことあるの?」という実例もあります。

今回紹介したトラブル事例では、シーケンス図と実機を照らし合わせてみたら、遮断器が正しい挿入位置になっていなかった、という原因が挙げられていました!
ちょっとしたことですが、事例を知っておくと現場対応に活かせますね。
特に広い構内になると移動も大変ですし、迅速な対応も求められますので、シーケンス図や過去事例から事前に予測をつけておくと、効率的に調査が出来そうです。
シーケンス図が読めることで、電気主任技術者の業務にも役立つことがわかりました!
機械のシーケンス制御が苦手・・・と感じている方にも、ぜひ見ていただきたい内容です。
6|当日のみなさまからの声
開催当日に参加いただいたみなさまからのお声を一部ご紹介します。
複線図と展開接続図は一応違うものだと今回初めて認識しました。
電験の勉強している時は図面の読み解き方に関してほとんど何も出てこないし、現場で図面見ても誰も教えてくれないというよりか電気に詳しい人が他にいないので、カフェジカの講習はいつも助かっています。
がっつり参加させていただきました。
ありがちなシーケンス講習でなく、実戦的な内容で良かったです。
分からなかったことが随分分かりました。
参加して良かったです。
展開図の端子番号等の説明図が今まで何のことやら分からなかったのですが理解できました。
今後は複雑なシーケンスも解読できるような気がします。
みなさま、アンケートへのご回答ありがとうございます!
どんなご意見も大変ありがたく、次回のイベントに向けての原動力になります。
7|繰り返し学ぶシーケンス
ご好評の声を多くいただいた【電気主任技術者のためのシーケンスの読み方講座】、いよいよアーカイブ動画が販売開始です!
実務動画★
「電気主任技術者のためのシーケンスの読み方講座」
byせなかあわせ講師★イベントアーカイブ
せなかあわせ先生の講座は、他にもあります。
電気主任技術者と関わる法令が学べるこちらもおすすめ!
実務動画★超入門編(選任向け)
関係法令「電気主任技術者が知るべき法令関係その2」
byせなかあわせ先生&あきら電気主任技術者系行政書士
今回は、あまり実務に関わらない内容かな?と思っていましたが、蓋を開けてみると実務を近く感じられる内容でした。
シーケンス図と実機を照らし合わせつつ読み解いていく事で、かなり実務イメージがしやすかったです。
迷路図がシーケンス図に変わる瞬間がこの講座に詰まっていますよ!
カフェジカの講座はいつも実務を意識していますので、実際の事例や実機を織り交ぜて学べる様になっています。
電気主任技術者はたくさんの知識や経験が必要とされます。
なかなか学びにくい部分を補える講座をこれからも考えていますので、どうぞお楽しみに♪
最新情報はLINE公式にて配信しています。
電気主任技術者クイズもありますので、チェックしてみてくださいませ。

それではまた次回のレポートにてお会いしましょう!
【筆者情報】
ひな X(旧Twitter)
電気保安業務していない電気素人
・R3年下期に電工2種、R5年に電験3種試験合格
「電気初心者+電験の視点から情報発信します!」






