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【他業界紹介】001 株式会社中央鍛工所  

  • 企業インタビュー
  • 2019.12.19

他業界紹介 001

株式会社中央鍛工所

~大型部品の鍛造メーカーとして
50年以上も高い技術レベルを提供し続ける会社~



「鍛造」

タンゾウって、いったい何?

■鍛造、とは?

「鍛造」それは、刀鍛冶をしている場面を思い起こせばイメージが湧きやすいかもしれません。
鉄を叩き、形を変え、強度を高める製造方法。
そうすることで、硬さや引っ張り強さが改善され鍛えられます。
また、目的の形に整形できることから、現在では機械加工を省略でき、材料の削減へ繋がるメリットがあるのです。

■起源

実は、日本でそれが始まったのは石器時代~弥生時代。
そこから鋤や鍬などの農具や日本刀、鉄砲などが作られてきました。
今は機械部品を造ることが多い鍛造業界。

そんな鍛造を東大阪で行う(株)中央鍛工所さんへ、電気主任技術者の外部委託契約の手続きサービスに、伺わせて頂きました。


藤井代表の父親は刀鍛冶をされていました。

その影響もあり小学校からモノづくりが好きだった当時の藤井青年は、学校卒業後に東京へ行き、鉄を扱う工場に修行へ出ました。
色んな技術を見ようと2年でその数20社以上をまわったとのことです。
そこで見た鉄への魅力の数々。

「焼けた鉄を見るのが好き」
「鉄の塊が3mも伸びるんや」

と楽しそうに語っておられ、こちらも鍛造の魅力にどんどん引き込まれる思いでした。

■中央鍛工所の強み

そんな藤井代表が率いる中央鍛工所
強みや特色を尋ねると、開口一番にたった一言、強い口調でお答えになられました。

それは、

「何でもできること」

事前にホームページも拝見させていただいたうえで伺ったのですが、業界的に多くの情報を出さない企業も多い中、中央鍛工所様は分かりやすく

・鍛造とは何かの説明
・鍛造の種類についての解説
・自社の強みとしての技術

を、惜しみなく情報発信されています。
(鉄の塊が大きな機械によってグニャリと形を変えていく様は、まさに必見です。)

https://www.chuoh-tanko.co.jp/blank-2

金型の形に造る「型鍛造」
材料を平らな工具でつぶして加工する「自由鍛造」
リング形状部品の代表的な製造方法の「ローリング鍛造」

中央鍛工所は鍛造の手法として、この3つを取り扱える数少ない会社です。しかも、扱う材料は鉄だけでなく銅や真鍮、アルミにステンレスなど様々な材質も鍛造が可能。
そのため

他社で断られるような仕事をいくつも請け負っている」

とのことでした。

■鍛造したものが、どのような商品になっているの?

今まで作ってきた製品は数知れず。

例えば建設現場で用いられる機械部品。
ビルのコンクリートなどを掴んで砕けさせる機械(圧砕機)やショベルカーのような土砂を掘る機械(掘削機)の部品。
ショベルに取り付けて上下動く仕組みの機械(油圧ブレーカー)のシリンダー(円筒形の容器)。
他にもテレビメディアに取材も受けた大型ナットなど。

本当に鍛造であればどんな製品も生み出すことができます。

■今後の展望

藤井代表は、今後の会社として必要になることは

「会社員全員が、意識を改革していくことだ」

と先を見据えて語って下さいました。

「急成長する中国やベトナム、インドネシアの人たちは、強いハングリー精神を持ち、技術を付けるためや、営業力の向上に、とても真剣に仕事へ向き合っている。
吸収力も違う。
日本、我々も負けないように、あぐらをかいていてはいけない。
全員が本気ですることが大事だ。
真剣にやって、ようやく知恵が出る。
それを繰り返して『いいもの』ができる。
適当にやっても出るのは言い訳と愚痴ぐらいだからね」

そう言われた後に、こうも付け加えられました。

「大事なのは真剣に、考えること」

そういった機会を発する場、考えさせる場として、会社でも毎朝10分のミーティングをしておられるとのこと。

「毎日の積み重ねが大切。技術も一緒」

と語られました。

代表が話される言葉だからこそ、重く響いたその言葉に、今まで見てこられた景色の厚みや、想いの深さを強く感じました。






電気とは違う業界

でもそこには魅力的な世界がある

会社独自の大切な考えもある

色んな世界に触れてみて欲しい

そして興味が沸けば

何かが変わる






今回当社を通して電気保安業務の変更をされた中央鍛工所様が、電気通信ピカリ⚡の記事をご覧になった方と新たな出会いが生まれれば非常に嬉しい限りです。

株式会社ミズノワ

電気業界に特化したCAFÉ カフェジカ東大阪を運営
「電気通信ピカリ⚡」では、弊社で受電設備に対しての
お仕事をご一緒させて頂いたお客様などを中心に
企業インタビューもさせて頂いております。
TEL:06-6743-6361 info@mizunowa.jp
取材内容に興味のある方は当社までご連絡下さいませ。