
電気主任技術者が応募したくなる求人票を書くポイント7選|求人票に対する求職者の声も紹介!
- 採用人事×電験
- 2025.04.22
求職者が企業を知る最初の顔となる求人票。
でも、
「電気主任技術者からなかなか応募がない」
「採用した電気主任技術者がすぐに辞めてしまう」
「電気主任技術者を集める求人票を作成してみたが、この内容でいい?」
という声が電気主任技術者の採用担当者から上がるのが実状です。
人材採用に欠かせない求人票ですが、書き方のポイントが分からないという電気主任技術者の採用担当者の方を多く聞きます。
電気主任技術者が応募したくなる求人票を書くためには、求職者のニーズに沿った内容を記載することがもちろん大切。
しかし、実際に転職を希望している電気主任技術者に「本当はどんなことが知りたいの!?」と聞ける機会はなかなか無いと思います。
そこでミズノワでは実際に電気主任技術者が求人票の中でどんなことを見ているのか、その「生の声」をもとに、電気主任技術者から応募される求人票を書くコツをまとめてみました。
電気主任技術者の求人票を書いているが、どう書いたら魅力的な求人票になるのか分からない、という方は、ぜひこの記事でご紹介するポイントをチェックしてみてください。
求人票に記載する内容

求人票は、採用において労働条件を明らかにするための書類ですね。
求人票を作成するとき、つまり求人募集を行う際に関わってくるのが、職業安定法という法律。
労働者紹介ならびに労働者供給が適正に行われるように定められています。
職業安定法では、労働条件等の明示として、「その者が従事すべき業務の内容及び賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」(職業安定法より)と定められています。
求職者に対して明確に労働条件を伝えるためには、以下の項目を記載しておくことが推奨されます。
1.職種
2.仕事内容
3.雇用形態
4.試用期間
5.就業場所
6.受動喫煙防止措置
7.転勤の可能性
8.年齢
9.賃金形態
10.手当・残業代
11.賞与・昇給
12.就業時間
13.時間外労働の有無
14.加入保険
15.求人企業の情報

大変多いですよね…
その中で必要最低限の項目としては、業務内容や賃金、労働時間や労働条件。
「その他の労働条件」については、できる限り詳細に記載できると、求職者が安心して応募できますね。
求人票を作成する目的
求人票によって労働条件等を明らかにすることは、法律で義務付けられています。
このように、求人票は、法律を順守してクリーンに人材採用を進めるために必要不可欠な書類だとお伝えしました。
ただ、それだけではなく、ほかにも大切な役割がありますね。
それは、もちろん人材採用においてより良いマッチングを実現させること。
世の中には数多くの求人があり、企業間の差がよく分からないと求職者さんが感じられてしまうケースも多くあります。
そのため「あまり応募がない…」とか「自社で長く働いてくれる人材をなかなか採用できない」という場合、求人票を見直し、自社での仕事内容や収入・働き方などをできる限り詳細に記載することで、応募数やマッチング率を高められる可能性が出てきます。
電気主任技術者からの応募が集まる求人票を書くポイント7選

電気主任技術者の採用において良い人材を採用するためには、どのように求人票を書けばいいのでしょうか?
ここからは、電気主任技術者の募集をする上でおさえておきたい、7つのポイントを紹介します。
電気主任技術者業界においてどのような内容を記載すると効果的な求人票となるのかを、具体的に紹介します。
①仕事のイメージが掴めるように記載する
電気主任技術者を採用する際、単に「電気主任技術者業務」と書くだけではなく、具体的な業務内容を記載して、仕事のイメージを掴みやすくしましょう。
というのも、求職者が求人票を見て応募するに至るまでには、求職者が「そこで働くイメージ」を持てるかがカギとなるからです。

「仕事内容がよく分からなくて、自分がそこで働くイメージが持てないな」と感じたら、その求人に応募しよう!とはなりませんよね…
さらに、入社前から仕事内容について具体的にイメージできていた方が、採用後のミスマッチも起こりにくくなるというメリットもあります。
採用後のミスマッチのリスクを軽減できれば、結果として長く働いてもらえる人材を確保しやすくなると言えます。
そして、電気主任技術者は、選任と外部委託という働き方によって仕事内容が大きく異なります。
以下に、選任・外部委託の場合において、仕事内容として記載しておくと良い内容をまとめているので、求人票作成の参考にしてみてください。
■選任の場合
・選任なのか、その補助なのか
・電気主任技術者業務以外の業務はどのようなものがあるのか
・担当する施設はどのような場所(発電所、工場、再エネ(太陽光))か
・担当施設の受電電圧はいくらか
■外部委託の場合
・担当する物件数イメージ
・直行直帰可能かそうでないか
・緊急対応体制はどうなっているか
・点検道具は貸し出し可能か
・夜間早朝勤務は月にどれくらいあるか
・担当する施設はどのような場所が多いか(マンション、太陽光といった特化した現場を見て回ることが多いか)など
②ロールモデルを記載する

仕事内容をイメージしてもらうにあたっては、自社のロールモデル(実際に働いている方の一日の例といった具体的なイメージなど)を記載することがとても効果的です。
そのため、採用ポジションですでに働いている方の一日の流れなどを記載しておくと、「安心して応募できる」と感じてもらえやすいですね。
未経験採用の場合は、どのくらい先輩からフォローしてもらえるのか、資格取得支援制度の有無など、サポート体制について記載しておくのもおすすめです。
■選任のロールモデル例
【1日の流れのイメージ】(入社1年目 Mさん)
9:00 出勤
9:30 朝礼で当日の予定を確認
10:00 発電所での植生管理
12:00 休憩
13:00 発電所での電気業務
16:00 事務所へ移動
17:00 事務作業
18:00 退社
■外部委託のロールモデル例
【1日の流れのイメージ】(入社1年目 Wさん)
8:30 出勤
9:00 1件目の現場へ移動・月次点検
12:00 休憩
13:00 2件目の現場へ移動・月次点検
16:00 報告書作成
17:00 1日の振り返り
17:30 明日の現場の予定を確認し、退社
電気通信ピカリに掲載中の記事でも、選任と外部委託それぞれの一日の流れをまとめてみています。
求人票にロールモデルを記載する際などに、ぜひ参考にしていただければと思います!
電気主任技術者の具体的な仕事内容とは?
~選任と外部委託それぞれの一日の流れも紹介!~
【電験転職情報③】
③キャリアパスを記載する
ロールモデルの記載に加えて、キャリアパスなどの将来性を記載しておくのも有効です。
採用企業としては、「採用した電気主任技術者に長く働いてもらいたい」という気持ちが当然あります。
長く働くイメージを掴んでもらうためには、入社して数年後にどのくらいの年収になっているかといったモデルケースを記載するのがおすすめです。
【給与例】
給与モデル
入社1年目(20代/設備管理員)
年収400万円 (賞与込み)
入社8年目(40代/電気主任技術者)
年収500万円(賞与込み)
※残業代は別途支給
とくに電気主任技術者は、自身の実務経験スキルを活用して長く働くことを希望している方が多くいます。
将来考えられる役職や仕事内容などの例を記載しておくとより良いですね。
④採用ポジションや組織構成を記載する
求人票を書くコツとして、ポジションを明記することも大切です。
選任か外部委託かなどの基本的な働き方に加えて、求職者に担ってもらいたいポジションや、配属される部署の組織構成や規模を記載しておくと良いでしょう。

4人しかいない部署なのか、10人以上もいる部署なのかで、自分の立ち位置や動き方が変わってきますよね!
少しでもはっきりと「そこで働くイメージ」を持ってもらうためにも、組織構成や規模を明確にしておくと安心です。
また、少しでも求職者の不安がないよう、採用ポジションに加えて募集背景も明記しておくのもおすすめです。
「新しい工場の立ち上げのため」「案件増加に対応するため」「定年退職のための引継ぎ」などの募集背景があると、会社が今どのような動きをしているのかが分かりやすく、求職者側も会社のイメージを掴みやすくなります。
⑤応募条件を明確にする

電気主任技術者という職業は、資格職です。
そのため、求人票に記載する際には、どのような資格が必要なのかを明確に記載することがもちろん大切です。
電験3種が必要なのか、電験2種まで必要なのか、はたまた認定校卒でも大丈夫なのかなどはっきりと記載してみてください。

実務経験年数も経済産業省が外部委託承認制度に対して必要とする実務経験なのか、それに関係なく技術経験年数のことなのかも明確にすることが大切ですね。
この仕事をしてもらうためにはどんな資格・スキルを持つ人材が必要なのかを明らかにして、求人票に応募条件を記載してみましょう。
⑥電気主任技術者の資格を活かした待遇や環境の魅力をアピールする
電気主任技術者を試験で取得した方にとっては「この資格を活かしたい」、まだ取得していない方も「認定校を卒業しているので認定で電気主任技術者を取得したい」と考えている求職者は多くいます。
そのため、電験3種・2種の認定取得が可能である、など、電気主任技術者の認定取得の可能性がある場合は求人票に記載しておくのがおすすめです。
ほかにも、資格取得者支援制度などの資格取得者に対する制度を設けている場合は、求人票に書いて自社の魅力をアピールすることができます。
資格手当や選任手当がどれくらい出るのかも電気主任技術者にとっては気になるポイントになりますので、しっかりと明記されるといいですね。

電験3種を所持している方で、「これから2種にも挑戦したい!」と考えている方も多くいます。
そのため、認定取得できるかどうかは求職者にとって魅力の一つとなるようです!
⑦求める人物像を明確にする
採用した電気主任技術者に長く働いてもらうためには、採用企業と求職者とのマッチングが何よりも大切です。
企業理念とあう方なのかを見極めるためにも、そういった情報を先に求人情報に記載することも重要ですね。
それに加えて、どういった人物が自社と合うのかも初めにイメージしてみてください。
求めるポジションによって積極的に周りを引っ張っていけるタイプが良いのか、まずは実直に学ぶ姿勢を持っている方が良いのか変わってくると思います。
はたまた何歳ぐらいの方が組織体制上丁度良いのか。
キャリア形成を図る観点から、合理的な年齢制限を設けることも可能となりますので、例外自由の具体例(労働局より)もご参考ください。
記載はしにくいところですが、そのイメージを持って求人票全体を見直してみてください。
対象の求職者が実際に求人票を見たときに「自分に合いそう!」「長く続けられそう!」「自分が会社で活躍していける!」といったことを判断できるのであれば大変良い求人票になっていると言えると思います。
ぜひイメージして見直してみてください。
求人票を改めて書いてみたものの
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より魅力的な求人票を書くために!|電気主任技術者の「生の声」

さらに、電気主任技術者に応募される求人票を作成するためには、求職者のニーズに沿った内容を記載することが大切です。
求職者が求人票に対してどう感じているのか知る方法はないだろうか…
ミズノワにて掲載している求人票に対して、LINE公式登録者3,000人を対象に、アンケートを実施!
その結果、電気主任技術者が求人票についてどう思っているのかという「生の声(ナマゴエ)」を知ることが出来ました。
こちらの回答をミズノワでまとめ、御社の求人票作成へフィードバックさせていただきます。
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【例】A社の声

電気主任技術者の声を聞くことができて、とても満足しています。
参考になったのは、業務内容や福利厚生においても、より詳細な情報を求めてるということを知れたことです。
その声を受けて、モデル年収を記載したり、担当・管理職などの役職ごとに給与を記載するなど工夫したいと思います。
福利厚生面も詳しく記載していきます。
もっとこういう意見が知りたかった、ということは、特にございません!
非常に参考になる貴重なご意見をありがとうございます。
応募される求人票を書くには、自社分析が大切
電気主任技術者から応募される求人票を書くためには、「どんな仕事を担ってほしいのか」を自社で明確にし、仕事内容や賃金について正確に記載することが大切です。
とくに、電気主任技術者の採用では、選任なのか外部委託なのか、どのような設備を担当するのか…など、会社によって働き方が大きく異なるケースがあります。
求職者に安心して応募してもらうためにも、ぜひ、今回紹介した7つのポイントを意識して、求人票を作成してみてくださいませ!
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