電気主任技術者を採用される企業人事の方へ… 転職される電験取得者が最も気にする「実務経歴証明書」って一体!? | 電気主任技術者(電験)専門の職業紹介エージェント

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電気主任技術者を採用される企業人事の方へ… 転職される電験取得者が最も気にする「実務経歴証明書」って一体!?

  • 採用人事×電験
  • 2021.04.30

選任の電気主任技術者の採用を考えている人事の皆さま。

電気主任技術者の資格を持った方が気にしている「実務経歴証明書」(受変電設備の維持・運用・管理に関わった業務を記載する証明書)をご存知でしょうか?

実は転職するときに心の中で大半の求職者様は考えておられます。

「ここの会社で働いたら実務経験になる?」

「自分が退職する際、実務経歴証明書を書いたら会社から代表印を頂けるのか…」

「今から入る会社が受変電設備の設置者ではないなら、電気主任技術者を委託する旨を記した契約書の写しなどを頂けるのだろうか?」
(少しややこしい内容ですが…)


なぜこういうことを考えられているのでしょうか?

弊社は電気主任技術者に特化した職業紹介を行っておりますが、その登録者の半数以上はこの想いを抱えていることが分かっています。

だからこそ、その理由を知ること、そのニーズをかなえることは、より良い電気主任技術者とつながりますのでぜひ最後までお読みください。

1.電気主任技術者は高年齢でも働く環境を考えている
~電気管理技術者という道~



もちろん求職者様は今から入る会社の社風や業務内容、労働環境などをしっかりと見て自分の力を発揮し御社に貢献しご活躍するためにも入社いたします。

ただ、今のご時世、60歳以上になっても働くことを望んでおられる方がほとんどです。

電気主任技術者の資格を持った求職者様が考えているのは、その退職後のことです。

60歳をこえた働き方として電気管理技術者を考えられる方は、とても多くいらっしゃいます。
(高圧の受変電設備を試験、点検するお仕事です。現役で80代でも働いている方もおり、生涯働けるお仕事となります)

ただそのためには経済産業省にいくつかの書類を提出する書類があります。

その一つが「実務経歴証明書」です。

実務経歴証明書(記載要領)|経済産業省「外部委託の受託に必要な実務経験期間の確認について」




また、それ以外にも求められる書類が場合によってあります。

(選任として働いていても、選解任届出書を、経産省のデータベースで確認が出来なかった場合)
・選解任届出書

(電気主任技術者の下で働き、委託管理契約に基づく実務経験であり(ビルメンテナンス会社等に所属)所属会社のの証明の場合)
・設置者と所属会社との関係を確認するための管理委託契約書(一部)

提出を求める書類の一覧|経済産業省「外部委託の受託に必要な実務経験期間の確認について」



だからこそ、
・転職する際に今から入る会社で実務経験が積めるのか
・実務経歴証明書に対して代表印を頂けるのか
・委託管理契約先(設置者が入社する会社でない)で電気主任技術者の下で働くのなら契約書の写しを頂けるのか
などを考えているのです。



2.人事の方が確認する3つのポイント



そこで人事の皆さんは電気主任技術者を迎えるにあたって、以下の3つの点をご確認いただけると、電気主任技術者からの大きな信頼感を得られることができます。

ア 実務経験が積める業務内容・環境かどうか 


ここは電気主任技術者を選任する現場であれば基本的に実務経験が積める環境と言って大丈夫かと思います。

その方の元で働くことも実務経験を積むことが可能です。
(代表的な業務内容として、受変電設備の日常点検・月次点検・年次点検もしくは監督が挙げられます)

※例外や業務内容により様々な例外もありますのでお気を付けください。
 ここの判断は最終、経済産業省になります。

イ 退職時に実務経歴証明書に代表印を押せるかどうか


実務経歴書は退職前後にご本人様が作成しますので、代表印を押していただく流れを作っていただければ大丈夫です。

ウ 受変電設備の設置者ではない場合、設置者の押印は頂けるか


こちらは、電気主任技術者の下で働く方(採用者)を求める場合とはなりますが、勤務先が、委託管理先物件の場合、設置者の会社様の代表印が難しい場合(多くの場合)は、代わりに管理委託契約書の写しなどをご用意できるかの確認が必要な場合もあります。



3.気になる退職時期



3つのポイントをご確認いただけたでしょうか?

これらを押さえれば安心して電気主任技術者を迎えることができます。

「でも入社後、実務経験を数年だけ積んで辞められてしまう場合はないでしょうか?」

こういった声は当然上がってきます。

だからこそ大切なのは、入社時にお互いどのくらいの期間働いてほしいのか、働くことを希望しているのか、会社側と電気主任技術者側とでしっかりとすり合わせることです。

弊社はそこの見通しが合うかどうかを初めに確認して頂くことをお勧めしております。

見通しがずれていれば、入社をお見送りにされた方がお互いにとっての良い判断となって参ります。

反対に合致すれば、実務経験を積むためでもありますので、電気主任技術者が仕事に取り組むモティベーションも上がり、今まで以上に会社に貢献して頂けるでしょう。

この内容をオープンにしてお話し合いになるのはとても大事なこととなります。



4.最後に



電気主任技術者さんの多くは生涯現役を目指し実務経歴証明書のことを考えております

加えて、現在、電気管理技術者さんや法人や協会で働く場合は保安管理従事者が今後、人手不足になることが社会問題として言われております。

(参考)経済産業省


今、この記事を読んでいる人事の方が、電気主任技術者の想いを汲んでくださり、実務経歴証明書に代表印を押していただく流れを作ることで、その人手不足問題も解決できることとなります。

良い電気主任技術者を採用いただくため、その結果、社会問題が解決できるようご協力頂けたらと思っております。

「詳しいことがもっと知りたい」

「この場合はどうなるのでしょうか?」

「良い電気主任技術者いませんか?」

「採用後すぐに辞めてしまわない電気主任技術者はどうやって見つければいいでしょうか?」

といったことを考えた人事の皆さま、ぜひ弊社まで一度ご連絡ください。

どんなことでもご相談にのらせていただきます。

ご連絡お待ちしております。



株式会社ミズノワ
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メール:info@mizunowa.jp
HP:https://mizunowa.jp/



【著者情報】

電気主任技術者メディア編集部

電験や実務など、電気主任技術者にまつわる情報に特化したメディアコンテンツ制作集団。

電気主任技術者専門の転職エージェント株式会社ミズノワが運営する「電気通信ピカリ」内の記事を執筆・発信中。

転職エージェントとして、求人案内総掲載数240件以上、求職者様の総ご相談者数1,500名を超える実績を持つスタッフ監修のもと、分かりやすくて面白いメディア運営を進めております。



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