とうとう始まる、電気主任技術者を育てる 実務者講習会! | 電気主任技術者(電験)専門の職業紹介エージェント

ミズノワの電気通信 ピカリ!

ミズノワの電気通信 ピカリ!

とうとう始まる、電気主任技術者を育てる 実務者講習会!

  • イベントレポート
  • 2020.08.12

いよいよ電気主任技術者のための実務者講習会が始まります。

カフェジカの本領発揮です。

電気主任技術者の技術をつける場 いや カフェ

本格的に動きだします!

ちょっと前に、真面目に水島さんに聞いてみたことがあります。

それは

『電気主任技術者の地位を上げるために、カフェジカで出来ることって何ですか?』

です。
そしたら即答でした。

「情報・仲間の提供」

ですって!!!

詳しく聞いてみると…

「知識のない、名前だけの電気主任技術者さんは、よく分かっていないから、周りに何かを言われても言い返せない。
例えば、停電をしたときに責任だけを押し付けられる。
何も言わないのが、いい主任技術者じゃなくて、会社にとって都合のいい技術者。

そうじゃなくて、ちゃんとオーナーに、伝えていけることが大事。

何で停電が起きるのか、停電をおこさないためには何が必要で、どれだけ予算を割かないといけないか。
設備に無駄は無いのか、無駄な計画は立てられていないのか、社員に安全教育は出来てるのか。
正しい知識を得ている電気主任技術者さんはそれが言える。

だから、それをアウトプットする力も必要」

という今までにない真面目で熱い想いが返ってきました…
仲間ってどういうことですか?

「昔のクラファンにも書いたけど、電気主任技術者さんって、孤独な人多いんよ。

社内で、電気に詳しいのは自分だけで、前任もいない、電気の相談相手もいない。だから、辞めていく。
でも、同じ境遇の仲間がいれば、情報交換になるし、電気主任技術者の働き方の助けになる。
電気主任技術者の、会社の垣根を超えた場所が無いから、それをカフェジカで提供したい。
そうることで、みんなが働きやすくなって、知識も得れて、地位が向上していく後押しになると思わない?」

なんだか、部分的に話を聞いたこともあったけど、こうやって聞き直してみると、そういう想いがあったのかと、少し理解が深まった、深まった。

そういった知識の共有の場が今日、あきら先生によって、カフェジカにあふれ出す事となります。

その知識を吸収しに来る意欲の高い人たちがカフェジカに来ます。
知識の向上が、電気主任技術者の立場を変えていきます。
ここから何か始まる。そんな予感がしてなりません。

じゃあ何をしていたのか… お伝えしていきたいと思います!



イベントレポート、、、、、、スタート!!!!




講習会の前にあきら先生とケンちゃんさんが何やら準備に取り掛かっています。

今日は一体どんな内容になるんでしょう…

そして今日は水島さんが店長です!エプロンもつけて皆さんをお待ちしていました!

ぽつぽつと人が集まり始めて

皆さん自由に色んな機器を触り始めています。
あきら先生はこういう風に触ってもらうことを大事にしています!

人気のハナさんスイーツ!
今回はフィナンシェとマフィンを売っております!

そしてあきら先生たちは準備を続ける中、講習会が始まりました!

自己紹介です!

ありがたいことに満席。コロナもあるので人数を制限しています。
20代から60台の方まで、みなさん、学ぶ意欲の高い方達が集まって下さいました。

そのあとはカレーを食べながら、既にあちらこちらで交流が始まっています!
電験の本を書いている方たちも多く、設計の方に話をしたり…

食べ終わると、みんな機器の方に吸い寄せられていきます

そして、講座がスタート!

「みなさんリラックスして聞いてくださいね。
ここはテーマパークみたいにしていきたいので、どんどん機器も触って下さい。
できるだけ分かりやすく説明していきますが、分からないときも質問してくださいね。
まずは、『電気主任技術者は何をしているのか』です。
電気工作物は二つあります。
一般用と事業用です。
事業用(電力会社)以外のものが自家用電気工作物で…」

そうやって電気主任技術者にとって基本的な話から始めて下さいました。
オーナーさん(設置者)の義務(保安規程(高圧の電気を使う上でのルール)と電気主任技術者を選任について)や電気技術者の仕事(電気工作物の工事の監督 設備の維持及び運用)について。

それをお伝えして頂いた後、電気主任技術者にとって知っておくべき機器の説明をして下さいました。以下のような機器です!

機器説明

PASについて

CVケーブル

避雷器

真空遮断機 VCB

気中負荷開閉器 LBS

他にもCTやプライマリーカットアウト PC、変圧器やコンデンサと、それぞれの機器の特性や、注意点など、皆さんの顔色を見ながら、置いていく方が無いよう色々と説明してくださいました。

しかしまぁ、よくここまでの機器がカフェジカに集まってきたものです。

1年前は空っぽだったこの場所が…色んな方の寄付や水島オーナーが安く入手したものまで、それぞれが意味を成しています。

と、時間の関係で座学はここまで!

次は高電圧試験に移っていきます!

どんなことをするのでしょう!?

まずは、、、、

アークを発生させています!
部屋を暗くしてアークが少しでも見えやすくして、活栓でDSを生切りすることの危険を皆さんに知って頂けたことと思います。
二段切りの体験も、何名かに体験して頂きました。

その後は、水抵抗器を使って、大電流をLBSにかけ、パワーヒューズを飛ばします。
もちろん、飛ばすことが目的ではなく、限流特性・許容時間電流特性などの説明を頂き、書いてる数字の電流が流れたらすぐに飛ぶわけではない、ようなことも教えて頂きました。

そして中を…

見ます…
こんなサラサラの砂が大量に入ってるんですね。
これでアークを消弧すると聞きました。

お次は避雷器に

2万2千ボルトをかけ、どのように動作をするのか確認!

地味な試験ではありますが、電圧がスンッと落ちるところを見ると歓声が上がります。

それぞれ、詳しい説明は直接またいつかお越しください!

何度も言いますが、こういった実験はただ面白いだけでやっている訳ではありません!
原理を知り、特性を知る。
加えて、得た知識、見た経験を実際に活かし、後輩に伝え広めて欲しい。
などなど。

詳しいことはここでは書ききれません!
実際に見て体験しに来てください!

といった所で今回の実務者講習会は終わりを迎えました。
残った方は本日できなかった実験を カフェジカちゃんねる youtube.com/channel/UCK61cERHRBMoRaPufIvbpeg  で見て

質問も直接して

とみっちりと最後まで時間を過ごしていました。
ある方は、

「実際に停電事故があったらどのように動いていけばいいですか?」
「保安協会さんが来るまで、何をしたらいいですか?」
とリアルな質問を多数されていました。

あきら先生は何度も経験を重ねてきた大ベテラン。
落ち着きながら、1つ1つを答えて下さいました。

「電気事故の原因と、どう対応すべきかについても、需要ありそうですね」

水島さんとあきら先生の目が輝いたように見えます。。。
このように、需要の声を頂けると、それに向けたイベントをしていこうと、方向性が固まるんです!

先にすることも多数あるので、順番的にいつになるか分かりませんが、今から楽しみで仕方ありません!

こんなに充実した講習会、本当にたくさんの人に受けて頂きたいです。




とあるビルメンさんは以前こんな声をあげていました。

「電験3種を持っても、会社には言わないです。
選任になったらえらい事ですから。
キュービクルに関して何もわからないのに、周りから色々言われて、割に合わないとも聞きます。

でも電験3種を一生懸命勉強してとったから、それを活かしたい気持ちもあります。
難しい所ですね」

そんな方が、もしこういった保安業務について、きちんとわかっていたら、実務の練習ができる場所があったら…
もしかして自信を持って選任になっていたかもしれません。




カフェジカ、準備に1年という期間はかかりましたが、そんな実務の練習を積める形になってきました。

だから、安心して技術のレベルを上げていってください。

まだ月に1回~2回という少ない回数ですが、少しずつ少しずつ積み重ねていければと思います。

そして何より、そうすることで、より楽しい技術の世界へ足を踏み入れることになると思います!

そうなんです。

だれかが講習会中に言っていました!

「高圧の世界… この世界は面白いですね!!!」

そう!

この面白い世界をもっと身近に感じされることのできるカフェジカで、また皆さんのご参加をお待ちしております!!!