ミズノワの電気通信 ピカリ!

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電験取得後 その先にある生き方「電気管理技術者」への道 (③ 全4回)

  • 求職者インタビュー
  • 2020.06.19

決定した勤務先の工場閉鎖
~  ピンチをチャンスに変える ~

今後を考えていた時に、退職が決まってしまった。

その日を迎えるまでに、何としても電験を取得してほしい。閉鎖する会社の詳しい内情は分からないから、適当なことが言えない。でも、もしかしたらこれから希望退職を募ったりするかもしれない。そうなれば失業手当を多く貰えたり、他企業を斡旋して貰えたりなど、もともと退職をしようと考えていた側からすると、全てがマイナスな事でもないようにも思える。視野を広げ、情報を手に入れる事が何より大事。だから、こちらも微力ながらお力添えをさせて頂きたいと思った。ちなみに、ちょうどカフェジカで電験取得を目指す方へ向けたイベントがある。同郷地方のビルメンの方も来られる。可能性は薄いが、もしかして転職情報に繋がる、地元の優良企業などの情報の幅が広がるかもしれない。そんな案内をさせてもらった。

「イベントですが、ぜひ参加させて下さい。情報収集及び人脈作りの第一歩として、お邪魔したいと思います。

他に来られる方達とは、初見ですぐに情報提供を頂けるという甘い考えは持っていませんので、地道に頑張ります。

それと電験だけでは転職に不安なので、エネ管も必ず合格したいと思います。」

この状況の中でも、落ち着いていながらすごく前向きな返信を頂けた。本当は不安でいっぱいだと思う。だからこそ、イベントで仲間ができてほしい。エネ管を目指す方も多い。そんなつながりができますように。そう願っていることも伝えた。そしてその後もう一通のDMが届いた。

「私事ですが、今の職場が1年半後を目処に閉鎖になる事が正式決定致しました。

そこでですが、従業員の再就職支援の一環として、実務経験の申請等で、会社側が協力的に対応してくれるかもしれません。

お忙しいと思いますが、もし可能でしたらイベントにお伺いした時に、将来実務経験を申請する為に準備しなければいけない事などについて、ご相談に乗って頂けないでしょうか?」

会社側が実務経験の申請を協力してくれるかもしれないということは、それだけで大きく状況が変わる。選択肢が広がる。そこで可能なら、申請に必要となる、会社の組織図(山田さんの所属されてる部署が表記されてるもの)と、会社の保安規程、点検基準、電気図面(単線結線図と平面・立面図)、また、直近の月次点検報告書や、年次点検報告書を用意してもらうようにお伝えした。用意しにくいものだが、退職前に手元にあった方が退職後に取り寄せるよりも断然楽になる。イメージしにくいかもしれないが、実務経歴とかは、こういった点検基準や図面に沿って、点検内容を記載していく内容になる。https://www.safety-tohoku.meti.go.jp/denki/denkihoan/menjo/denken/denken_jitsumu.doc
【経済産業省HPより】

でもこの状況は追い風になることは間違いない。

「お忙しい中お返事ありかとうございます。

免状取得前の実務経験は1/2でカウントされると思いますが、2年(4年間)の実務経験をつむことができ、多少なりとも次の就職先の糸口になるかもしれないと淡い期待を抱いています。

何とかピンチをチャンスに変えれるよう、もがいていきたいと思いますので、色々ご相談させて下さい」

正確な経験年数は、経済産業省の判断によるところでもあるが、電験取得時に2年でも実務経験を経られてていれば、小規模施設で残りの電気管理技術者として2年。多少なりとも保安法人に入りやすくなる。いい風が吹いている。


(続く)