ミズノワの電気通信 ピカリ!

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【電気保安業務のお仕事(営業編)】オーナーが保安法人を切り替える理由とその問題 ~ジカデン:「自家用電気保安協会 水島」が考える外部委託、電気保安の在り方~

  • カフェジカ日記
  • 2020.09.24

先日、とある大阪の受電設備を持つ需要家様より保安管理契約の切替相談に伺ってきました。

ミズノワも、Twitter等でご案内させて頂いているとおり、 ミズノワの子会社として 、
「合同会社自家用電気保安協会」として、2020年9/1付けで電気保安法人の要件を満たす法人事業を開始するに至りました。 (申請に半年くらいかかった!)

クラウドファンディングでのご協力も含めて周りの方のお陰です。
本当に有り難うございます。

詳しくはこちら

クラウデファンディングで出来た法人だからこその企画やチャレンジも、どんどんと計画を進めており、普通の保安法人では無い、初の取り組みをたくさん計画していますので、その点は、「週刊カフェジカ(リンク)」にて、等身大の計画、企画、成功、失敗を発信していますので、その点も、ご覧いただければ幸いでございます。

そして、 話しは戻ります。

保安管理営業については、10年経験をしていた水島。
久しぶりにお客様から保安管理の相談という事で、わくわくした想いで需要家様のもとへ伺ってまいりました。

今回の「需要家様が保安契約先を切り替える理由」

まずは問い合わせ時の電話で率直に理由をお聞きすると

「某民間の保安会社と7年の長期契約が終わることになり、業者との再リース契約を更新する際に、デマンド監視装置代を含めた保安料金が上がるため、安いところは無いか探していてミズノワのHPへ辿り着いた」

(詳しくはこちら)

との事。

最近、この手のお話が本当に多い。

再契約(リース)時に、ガンガン値上げを言っているのだろうか。。近畿以外からも同じような声が寄せられています。

感覚的には、外部委託での保安点検の仕事って、 お客様(オーナー様)に対して料金を後から上げるなんて、拒絶反応しかない。(だいたい、他を探すきっかけとなる)
今までの技術者を変えることには罪悪感はあるけれど、「金額が上がるんから仕方ないんだよね」と気持ちの後押しにもなる心情です。

お客様の多くは、経費削減のネタを探し回っている。それなのに保安料を上げられるくらいなら、同価格もしくは少しでも下げてくれるところを探すし、事実、料金を少し下げてでも引き受けてくれるところはたくさんある。

そういった理由から、今回のような話が出てくるのだが、長期期間のリースが済んだ後の顧客の設備 って、けっこう老朽化していることの割合が比較的多い。(圧倒的に)

どういった設備なのか。電話であれこれ聞くのも失礼だし、だいたいのオーナーは、自分とこの設備の年式を把握していないし、調べ方すら知らない方がめちゃくちゃ多い。(だから電話では聞かない) まずはご挨拶も含めお伺いすることとした。

老朽化の進む設備状況という課題

当日お会いし、点検報告書を見せて頂くと、ケーブル29年、LBSが30年 とある。(もちろん、近畿に多い出迎え受電、PASでの保護は無い)

なるほど

なかなか、、というか、めちゃくちゃ古い設備状況となっている。

保安料金の話もさることながら、設備改修の費用について、需要家様はきちんと積み立てをされているのかが気になったので、設備更新の話をするも、特にお考えでは無かった。(だよね! )

これも、よくある話ではあるが、引き込みケーブルが29年となると、早急に設備更新をお願いしたいところだけど、はじめましての情況で、お金のかかる話ばかりしては、お客様の心が離脱してしまうので、まずは信頼関係を構築してから、お客様の為になる設備の話をしていく方針にした。

と、言いながらも、取りあえず、まずは値段相場を知っておいてほしかったので、「現業者に工事見積の相談をしておくこと」をお勧めし、後日保安管理についての見積もりをご提出することとした。

後日のこと…

保安管理の見積提出の際、工事の見積もりの進捗状況をお聞きすると、

「今の点検者から、「工事は必要ない」と言われた。うちのキュービクル、屋内キュービクルで、環境が良いからですかね?」

との回答だった。

愕然。。。

そんな技術者、ありますか?

水島の話も一応信頼して聞いて下さっている様子。 でも長年ここの施設を点検している技術者にそう言われると、必要ないかなと思ってしまう、との事だった。

ほ、、、ほんとに????

お話の素振りから、お客様は聞いた情報をそのまま僕に伝えている印象だった。

色んな想いが、頭をよぎる。。

どういう想いで、技術者はそう言ったのだろう。。。
見積を作りたくないから?
30年もののケーブルとメインのLBS、リレー、工事しなくてとか、ある訳ない。

そんな主任技術者は、そうとう ヤ バ イ 。 

需要家様に、主任技術者のことをお聞きすると、

「一度、漏電があって、親切にどこのブレーカーが悪いかまで調べてくれた。いい技術者さんですよ」

・・・確かに。
緊急時の際に身を粉にして対応をすると、お客様はとても喜んでくれる。
でも、その時の印象が良ければ、ずっとそれが良い技術者、という訳ではないような気もする。。。

お客様は、電気に詳しくなくて当然、

お客様は、電気を知らなくて当然な存在。

なんなんだ、この心の痒さは。

自家用電気保安協会がお客様にお伝えしたい事

ただ、弊社とお客様の関係は、まだまだこれから。

お客様にとって新参者のこちらが、何を口酸っぱく行っても、ただの売り込みになってしまう。

こちらは工事の押し売りがしたい訳でもないし、
ただただお客様が急な停電、それも長時間の停電で事業に大打撃を受けないよう、なるべくコストを抑えながら安全に運用をして頂けることが理想。

そのためには …

・デマンドは適正か(無駄な基本料金を支払っていないか、デマンドの仕組みを理解されているか)
・電気料金は適正な価格で購入できているか(電気料金の購入先をしっかり精査して適正に購入できているか)

なんとか電気代を下げて、その費用を設備の改修へプール頂きたい想いで、多少押し売りのように見られてでも、お客様には特になる案内をしていかねばならない。

お客様との関係はこれから。

少しずつではあるが、お客様との信頼を積み、提案をしていかねばならない。





設備改修まで手が回らないお客様、手を回す必要を感じないお客様も多い。

異常気象も増える日本。

漏電が起きやすい状況がある。

だからこそ波及事故とならないように。

責任を持って保守点検していきたい。

ここからが、保安法人の始まり。

課題は多い。

だからこそ

電気保安は、楽しい。

株式会社ミズノワ

電気業界に特化したCAFÉ カフェジカ東大阪を運営
2020年9月1日に自家用電気保安協会を立ち上げ
新しいスタイルの保安法人を作りあげようと奮闘中
また電気主任技術者に特化した職業紹介事業(認可: 27-ユ-302823 )を行い、技術者様と企業様とのミスマッチのない転職をサポートしている
その他電気情報を発信するウェブメディアや電気工事の見積もり相談など
様々な事業を展開中
TEL: 06-6743-6361  info@mizunowa.jp
HP:https://mizunowa.jp/
電気通信ピカリ:https://mizunowa.jp/pikali/