電験2種のみのイベントday!参加者の方のレポート発信!
- イベントレポート
- 2021.03.10
今まで、イベントレポートはミズノワスタッフが書いてまいりました…
でも今回、イベントに参加した後に、フェイスブックページでレポートを書いて下さった方がおりまして…
折角なので、その文章を使用させて頂くことに致しました!
この電気通信ピカリ、皆さんが参加して色んな角度からの記事を発信できたら面白いなあと思っております。
それではお読みください!
【高圧電気の担い手不足】(電験の話)
電線が燃えたり停電したりしないよう、電力会社が管理するのは、家や事業所の入り口まで。
そこから先の建物内は持ち主が自分で責任を持つ決まりです。
大きい建物では危険な高圧電気を使うため、その管理をする場合に電気主任技術者(電験資格者)の出番となります。
電験の資格は、高校生が合格すると新聞に載ったりしますが、業務が分かりにくく「地味」「なり手が足りない」と言われます。
この堅いイメージの電気技術者が積極的に交流しようという異色のカフェ「Cafe自家用電気(カフェジカ)」を昨日(2021年2月27日)、訪れました。
熊本駅から午前6時発の新幹線に載り、乗り換えも含め4時間半。
大阪府東大阪市の若江岩田という小さな商店街の近くに、ありました。
目を引くのは、高圧電気のスイッチや試験機器、変圧器。
企業で役目を終えた機器を手入れして使っているそうです。
ベテランの技術者が1万8000ボルトの高圧でペットボトル内に放電を起こす実験は、じりじりという音とともに青い火花が飛び、迫力がありました。
通常は電気を流さないペットボトルも、金属片に接触していると1万ボルト超には耐えられず、焼け焦げて電気を通しました。古くなった電線で起きる事故の再現でした。
法令の座学、参加者の意見交換もありました。
この日は、第2種電気主任技術者試験(電験2種)の新規合格者を招いた交流会。
8人の職場は、ビル管理、電気設備保全、再生可能エネルギー会社、大工場、無職など多彩でした。
いずれも技術者として何をするべきか模索中の人たちでした。
高圧電気設備を持つのは一定以上の規模の企業がほとんどです。
電力会社や大企業は自社の従業員を電気主任技術者として育てれば問題ないでしょう。
一方、中小企業や再生可能エネルギー発電所などで、電気主任技術者の不足が問題になっているようです。
★高圧は危険なため扱う機会が少ない→技術者が育たない、大企業の技術者は高待遇のため囲い込まれる、という構造があるのかもしれません。
どうしても堅い話になります。
電気系学科の卒業者として、社会を支える電気に光が当たってほしいです。
企業の枠を越えて技術者が交流するカフェジカさんの取り組みは、貴重と思います。
人間社会は正しい理屈が通らないことが、ままあります。
電気は理論と実際の現象がよく一致するところも魅力的です。
(2021年2月28日、和田作成)
https://www.facebook.com/kumamotoyomoyama
以上となります!
和田さまありがとうございました!
ということでミズノワではこのようにピカリで記事を書いて頂ける方を随時募集しております!
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