電験3種はCBTか筆記どっちで受験するのがいい?受験後の転職の流れも解説!
- 転職×電験
- 2026.04.22 更新日:2026.05.20
2023年度(令和5年度)の試験から、電験でもCBT方式という試験方式が導入されました。
「CBT方式」という言葉に聞きなじみがない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、電験3種を受験しようと考えている方に向けて、CBT方式の概要や筆記方式との違いに加えて、受験後の流れと転職を始めるタイミングについても詳しく解説します。
「電験3種を受けるなら筆記とCBTどちらがいいの?」
「CBT方式で受験する場合、どんな流れになるの?」
「CBT方式で受験した後の転職の進め方は?」
こんなお悩みを抱えている方は、ぜひこの記事で解消してみてくださいね。
★この記事で分かること★
✅CBTと筆記のメリット・デメリット
✅受験後の転職活動の流れ
電験3種試験のCBT方式の概要

CBT方式とは、「Computer Based Testing」の略。
簡単に言うと、コンピューターを使用して行う試験方式です。
学校でのテストや英検などの検定…、今まで受けた多くの試験は、紙に解答を書く筆記方式が多かったと思います。
それに対してCBT方式では、全国各地にあるテストセンター(試験会場)に設置されたパソコンに問題が表示され、マウスやキーボードを使ってパソコン上で解答していきます。
最近ではIT系の資格試験や簿記、漢字検定など幅広い試験で、CBT方式が導入されています。
CBT方式の大きな特徴は、受験後すぐに得点が分かる点です。
パソコンに解答を入力して正誤を判定するので、当然と言えるかもしれませんね。
電験のCBT方式による試験では、試験終了後に「スコア(得点):××点」と結果が渡されます。
また、マイページでも当日のうちに自身のスコアの確認ができます。
自己採点をしたり、マークミスをしてないか気になったり、悶々と過ごす時間が無いなんてありがたいですよね!
電験試験の最新情報と制度について
筆記方式かCBT方式かを選択するのは、受験申込の後です。
まずは申込と受験手数料の納付をお忘れなく!
申込完了時点では、筆記方式の受験者として登録されているので、CBT方式を希望する場合は、申込完了後に指定期間内にCBT方式への変更を行う必要があります。
「今回申し込んだ試験科目のうち、理論だけ筆記方式で、他はCBT方式にしたい」
という組み合わせ方式での受験はできませんので、ご注意ください。
受験前に最新情報を確認する際は、電気技術者試験センターHPをチェックしておきましょう!
▼試験についての最新情報はこちらで確認!
第三種電気主任技術者試験 | 電気主任技術者 | 一般財団法人 電気技術者試験センター
筆記試験との違いを徹底比較

筆記方式とCBT方式の違いについてまとめてみました!
| 筆記 | CBT | |
| 会場 | 申込時の受験地内の指定された会場 | 実施会場の中から選択 |
| 受験票 | あり | なし |
| 試験日 | 受験案内にある受験実施日(1日間) | CBT実施期間(25日間)内から選択 |
| 本人確認 | 試験中 | 試験前 |
| 試験時間管理 | 時計、ストップウォッチ持込可 | 時計持込不可 ※時間管理は使用するパソコン画面で確認 |
| 問題 | 冊子 ※問題は持ち帰り可 | パソコンの画面に表示 ※問題を印刷して持ち帰ることなどは不可 |
| 筆記用具 | 指定された筆記用具を持参 | 会場で貸出される筆記用具 |
| 電卓 | 持込可 | 持込可 |
| 計算やメモ | 試験問題冊子のスペース | 会場で貸出されるメモ用紙 ※メモ用紙は回収されるため持ち帰り不可 |
| 得点 | 自己採点 | 受験当日に得点の確認可 ※合否の記載はなし |
| 合否判定 | 結果発表日に確認可 | 受験日の二週間後にマイページにて確認可 |
筆記方式は受験票が郵便で届きますが、CBT方式は受験票はありません。
筆記方式は本人確認が試験中に行われますが、CBT方式は試験開始前に本人確認を済ませます。
細かい部分で違うことがたくさんありますね。
ちなみに、電卓はどちらの受験方式でも自身のものを使用可能です。
CBTと筆記のメリット

受験方式が2つ用意されているとなると、「どちらの方がいいのか?」と悩んでしまいますよね。
ここでは、CBTと筆記それぞれのメリットや特徴について紹介します。
実際にCBT方式での試験方式を体験したことがある電験3種取得済みカフェジカメンバー「ひなさん」にも体験談を聞いてみました!
電験をCBTで受けるか筆記で受けるか、迷っている方はぜひチェックしてみてくださいね。
筆記方式のメリット
筆記方式の圧倒的なメリットは、自身の筆記具で問題に直接書き込めること。
ほとんどの方が、テキストとノート、ご自身の筆記用具で勉強されていると思います。
もちろん、電験の動画視聴やアプリなどタブレットやパソコンで勉強するものもあると思いますが、計算問題などは、ご自身のペンを使用して解きますよね。
例えば、実際の試験でブロック線図や回路図など、図と数値が提示された時場合、冊子に図があれば数値を追記していくだけで済みます。
見直しするときも、計算過程に間違いがないか、各問題のスペースに直接書き込むため見直しもしやすいのです。
また、問題冊子は持ち帰りが出来るため受験した問題の振り返りも可能です。
今までの勉強のやり方ととても近いものが筆記方式です。
CBT方式のメリット
CBT試験にもメリットがあります。
先述の通り、結果の速さはもちろん、CBTは受験日と会場を自身で選択できるという最大のメリットがあります。
筆記方式は、一日かけて4科目が行われます。
朝から夕方まで、なかなか過密な一日。
ですが、CBT方式は科目ごとに受験日と会場設定をすることも可能なんです。
例えば、理論と電力の2科目の受験を申し込む場合、
「理論は月曜の午後に受験して、電力は水曜の午前に」
など、受験日程の調整がを自身のスケジュールに合わせて調整できます。
試験日を平日に設定出来るのも大きなメリット。
仕事などの都合上、日曜日を丸一日受験に充てるのが難しいという方は、都合のいいタイミングを受験日に設定することができます。
CBT方式は、日を分けての受験設定が可能ですし、連続受験も可能です(連続受験の場合、科目の間に7分間のメモ用紙取り換えの時間があります)。
受験のタイミングをうまく調整することで万全の状態で挑むことができそうですね。
どっちの方式を選ぶべきか?実際の体験談

実際のCBT方式の受験はどのような雰囲気なのか、どんな注意点があるのか。
今回は、電験3種を取得しているカフェジカメンバーひなさんに体験談を書いていただきました!
かなり細かい部分の注意点や気付き、メリットを書いていただいているので、受験方式を迷っている方にはぜひ読んでいただきたいと思います!
貴重なCBT方式の実体験をチェックしてみてくださいね!
ひなさん体験談
こんにちは!ひなです!
私は電験の筆記方式で合格し、CBT方式は導入前のパイロットテストに参加しました。
実際に電験の問題を解いてみたからこそ、起きた出来事をお話したいと思います。
CBT方式の特徴の一つ。
筆記用具は会場からの貸出です。
私の場合、クリップボードにセットされた真っ白なメモ用紙3枚と、ボールペン1本を渡されました。
電卓の持込は可能ですが、鞄などの持ち込みは一切出来ずロッカーに預けます。
指定されたパソコンに必要事項を入力し、試験開始!
計算問題は、渡されたメモ用紙と筆記具を使用しますが、いつも使用しているものではないので違和感が酷く、慣れるまで時間がかかりました。
必死に問題を解き、見直しの時間の時…
メモ用紙に計算過程はたくさんあるものの、どの問題の計算なのかがまるで分からなくなってしまっていました。
自分のメモ用紙の使い方の下手さが原因です。
だって、筆記試験の問題用紙に直接書き込む時って、計算過程をどこに書くかなんて気にしないものです。
解く問題の空白に書き込むのですから。
筆記方式が良いなと感じたのは、この筆記具の違いとメモ用紙の問題に直面した時です。
いつもの使い慣れた筆記具を使用して、試験問題に直接書き込んで問題を解くことって、意外と大切なのかもしれません。
メモ用紙は、問題ごとに境界線を引く!など対策を考えましたが、実際に問題を解くときは、画面の問題に向き合い、解くことに必死すぎるため、慣れが必要でした。
私の体験談から、このことは絶対に皆さまにお伝えしたい!と思っていました。
CBT方式受験の皆さま、メモ用紙の使い方は計画的に💦
筆記具も、いつもと異なるものであることに心の準備をしておくと良いと思います。
しかし、それ以外のCBT方式のメリットは大きかったです。
繰り返しになりますが、受験日程の調整が出来ることはいいですね。
4科目の試験を一日かけて受験すると、本当にぐったり疲れます。
受験する科目それぞれを別の日に受けたい時、筆記試験の場合は上期と下期など申し込みを分けないといけません。
でもCBT方式では、別日の調整が可能です。
CBT方式の試験結果の反映の速さも良いですね。
皆さまは、どちらに魅力を感じますか?
「筆記具は自分のものを使って、問題用紙に直接書き込みたい!」
「問題の見直しをしたいから問題冊子は持ち帰りたい!」
そんな方は筆記方式。
一方で
「結果をすぐ知りたい!」
「受験日に融通をきかせたい!」
そんな方はCBT方式が向いていると思います。
CBT方式の試験は徐々に増えています。
電験三種は、いつかCBTのみになるのでしょうか。
皆さまの勉強スタイル、生活に合わせた受験方式を選んでくださいね。
CBT試験の実施概要と受験準備

令和8年度のCBT試験に関して、前年度との大きな変化があります。
それは、CBT方式の申込期間が長くなったことです。
CBT方式での受験を希望する場合は、受験申込後、指定期間内にCBT方式への申し込みをする必要があります。
令和7年度のCBT申込の指定期間は、6月12日~6月27日の16日間でした。
令和8年度のCBT申込の指定期間は、6月11日~7月12日の32日間あります!
今まで以上にCBT方式の申し込みがしやすい環境が整っています。
会場の空き次第ですが、7月12日に申し込み、7月16日に試験を受ける…なんて事も出来ます!
CBT方式への申し込みを失念してしまった!ということも減りそうですね。
CBT試験の日程と申し込み方法の確認
電験の申し込み期間や筆記試験日、CBT受験期間などの日程は、電気技術者試験センターのホームページで確認するようにしましょう。
令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内
※現段階で電験一種、電験二種は筆記方式のみでCBT方式は導入されていません。
申し込みは原則、インターネットから行います。
電験三種と二種を並行して受験を考えている方、ご安心ください。
電験三種をCBT方式で受験することで、同時期に電験二種の受験も可能となります。
CBT会場の選び方と注意点
CBT方式では、受験日と受験時間、受験会場を予約しないといけません。
電気技術者試験センターのマイページから予約しますが、受験会場は他の試験も行われるため、必ずしも希望日時に空きがあるとは限りません。
空いていたはずの会場が、次の日には埋まっている、なんてこともあります。
余裕をもって予約をすることがおすすめです。
また、筆記方式の会場と比べて、CBT実施会場は規模が小さい場所であることがほとんどです。
場所が分かりにくいことがありますので、遅刻や会場間違いを起こさない様に、事前の確認をしておくと良いでしょう。
受験当日の流れと必要な持ち物
いよいよ試験当日!
筆記方式の方は、筆記用具、受験票、電卓、時計を絶対に忘れてはいけません!!
CBT方式の方は、写真付き身分証明書の提示が絶対に必要です。
筆記方式
・筆記用具
・受験票
・電卓
・眼鏡、ルーペ(必要な方のみ)
・写真付き身分証明書(本人確認の際に提出を求められることがある)
CBT方式
・写真付き身分証明書
・電卓
受験票などの必須な持ち物を忘れてしまうと、受験できなくなる恐れがあります。
前日までに揃えて、余裕をもって当日を迎えましょう!
試験問題の出題形式と対応策
電験は過去問からの出題も多くあります。
しかし、最近では過去問がそのまま出題されることが無くなりつつあります。
数値が異なっていたり、選択肢の順番が変わっていたり…。
問題を理解して、確実に解く力が無いと正解できないようになっています。
過去問を使って勉強するときは、正解にたどり着く過程に重点を置いて勉強することが大切になります。
また、CBT方式で受験を考えている方は、パソコンやタブレット画面に映した問題をメモ用紙で解くなど、当日の環境を意識した対策を取り入れてみるのも良いでしょう。
筆記方式とCBT方式で難易度が変わることはありません。
万全の状態で試験当日を迎えましょう!
受験後の流れと転職を始めるタイミング

まずは、試験お疲れ様でした!
頑張った自分を労いましょう。
転職を意識しての電験取得を目指している方は、受験後からすぐさま転職に向けて動くのがベストです!
結果発表前から動き始めることが、なぜベストなのか?
㈱ミズノワの転職エージェントが、お話します。
結果発表までの流れ
筆記方式の場合、試験日の翌日に電気技術者試験センター公表される解答を見て自己採点し、自身の得点を確認しましょう。
CBT方式の場合は、試験当日にマイページにて得点が確認できます。
どちらの方式も、試験結果発表までは期間がありますが、合格の基準は原則60点以上ですので得点から合否が予測できます。
電験の試験日から、およそ2週間程度でweb上での試験結果発表があり、さらにその後、試験結果通知が郵送で届くという流れです。
「試験日からおよそ2週間後」なので、筆記試験の方は全員同じ日なのに対して、CBT方式で受験した方は自身の受験日から2週間後に結果が分かるということになります。
CBT方式の受験期間は筆記試験日より前に終了するので、CBT方式で受験した方は筆記方式で受験した方よりも、早く試験を受け、早く結果が判明することになります。
ちなみに、試験結果通知の発送は、どちらの方式で受験されていても同日に発送されます。
不合格時の対応と次回への挑戦
得点から合否が予測できたタイミングで、次の段階へ進みましょう。
残念ながら合格点に届かなかった場合、次回の試験に向けての勉強再開です!
筆記方式で受験した方は、問題を持ち帰ってきていますので、ミス問題を次回は得点源とするため、しっかり復習して理解を深めるのがおすすめです。
CBT方式は、問題、解答ともに非公表ですので、試験中に苦戦した問題の分野を重点的に復習するのがいいと思います。
次回の受験方式をどちらにするかを見据えてつつ、勉強を進めましょう!!
電験資格を活かした転職活動を始めるタイミング
電験が取れたら転職!と考えていた方は、得点が合格点に届いていることが分かった段階で、転職活動を始めましょう!!
早すぎることなんてありません。
履歴書には、合格見込み、と記載してOKです!
転職活動は、「その会社に対する熱意」が採用に影響するケースも多々あります。
「まだ合格見込みだけど、どうしてもこの会社で働きたい!」などの意思がある場合で、転職エージェントを通して企業と相談し、採用に結び付いた実例もあります。
電気主任技術者への転職で困りごとが出てきたら、遠慮せず転職エージェントにご相談いただきたいと思います!
転職における熱意って大切です。
それに転職はタイミングも重要。
早いうちに転職活動を始めることで、自分の希望する会社の求人を逃さずにキャッチ!
転職のチャンスも広がります。
合格が見込めそうな場合は、早めに㈱ミズノワの転職エージェントに申し込みをすることをおすすめします。
希望する内容や気になることをしっかり擦り合わせるミズノワの転職エージェントが、いつでもご相談お待ちしております。

CBTを活用して、電験合格・電験転職成功を目指そう!

合格見込みでも早めに転職活動開始できる。
そのため、CBT方式で受験して早々に合格見込みを勝ち取り、転職活動に踏み切るという活用方法もあるかと思います。
ただし、電験はとても難しい試験です。
焦って合格を逃してしまってはいけません。
自分のベストを出し尽くせる様に、CBT方式で試験日を設定するのも良し。
ギリギリまで勉強をして、筆記方式の試験日で最大のパフォーマンスをするも良し。
どちらが正しいものではありませんので、電験転職は焦らず計画的に進めましょう!
電験転職なら、ミズノワにお任せください!
電験に合格して電気主任技術者として転職を考えている方、または、すでに電気主任技術者として活躍しているが、別の会社で電気主任技術者として働いてみたいと考えている方。
㈱ミズノワの転職エージェントにお任せください!
㈱ミズノワの職業紹介は電気主任技術者だけに特化しています。
豊富な専門知識、ミスマッチのない転職先の情報提供をいたします。
気になる電験2種も、いつかCBTになるのか?
2026年4月現在、正式な情報はありません。
詳細な情報が出ればこちらでもお知らせさせていただきます!
【著者情報】
電気主任技術者メディア編集部
電験や実務など、「電気主任技術者」にまつわる情報に特化したメディアコンテンツ制作集団。
電気主任技術者専門の転職エージェント株式会社ミズノワが運営する「電気通信ピカリ」内の記事を執筆・発信中。
転職エージェントとして、求人案内総掲載数240件以上、求職者様の総ご相談者数2,500名を超える実績を持つミズノワ監修のもと、分かりやすくて面白いメディア運営を進めております。




